
3月の庭仕事
1. 道具のメンテナンス2. 天気予報の確認
3. 種まきの一部開始(気温や地域による)

3月は、春の準備を始める時期です。道具の点検や天気予報の確認を行い、4月以降の庭仕事に備えましょう。
道具のメンテナンス
春の庭仕事をスムーズに始めるために、道具の状態を確認し、必要なメンテナンスを行いましょう。
点検する道具
- 剪定ばさみ
- スコップ
- クワ
- ホースやジョウロ
- 支柱やネット類
- 種まき用のセルトレイやポット
メンテナンスのポイント
- 錆び落とし:剪定ばさみやスコップの錆を落とし、可動部分に潤滑油を塗布します。
- 刃の調整:剪定ばさみやナイフの刃を研ぎ直し、切れ味を回復させます。
- 破損の確認:割れや曲がりがある道具は修理するか、買い替えを検討します。
- ホースの漏れチェック:冬の間に劣化していないか確認し、必要に応じて交換します。
- 水道の再開と点検
- 水道を開栓し、凍結や破損がないか確認します。
- 水圧や水漏れのチェックを行い、問題があれば早めに修理します。
- セルトレイやポットの清掃と準備
- 数が足りているか確認し、必要に応じて購入します。
- 汚れや破損がないかチェックし、再利用可能なものは清掃して準備します。
整理整頓
- 使用頻度の高い道具を分かりやすい場所に配置。
- 古くなった道具は処分し、新しいものを揃える準備をします。
- 必要に応じて、収納グッズの購入(道具ラックやケースなど)を検討し、道具の管理を効率化します。
天気予報の確認
3月は雪解けが進む重要な時期ですが、天候が変わりやすいのも特徴です。天気予報を確認することで、庭仕事をスムーズに進めるだけでなく、無駄やリスクを最小限に抑えることができます。
天気予報を確認することで得られるメリット
- 適切な作業タイミングを把握できる
- 雪解けの進行状況を予測し、作業を計画的に進められる。
- 降雨や降雪を避けることで、作業効率が向上。
- 道具の保護や管理がしやすくなる
- 冷え込みや湿気が予想される日には、屋外に置いている道具を保護。
- 適切な日を選んでメンテナンスを進められる。
- 作業計画を柔軟に調整できる
- 暖かい日を選んで効率的に庭仕事を行える。
- 降雪や強風のリスクを事前に回避。
- 植物や庭へのダメージを防げる
- 冷え込みや強風が予想される場合、必要な保護対策が取れる。
- 初夏に向けての準備が計画通りに進む。
確認する際のポイント
- 気温:昼夜の寒暖差をチェックし、霜や凍結のリスクに備える。
- 降水量:降雪や雨が予想される場合は無理をせず、作業日を調整。
- 風速:強風の日は軽い道具や植物の飛散防止を徹底。
種まきの一部開始(気温や地域による)
3月は、多年草や一年草の種まきを始められる時期です。室内だけでなく、条件が整えば屋外でも種まきが可能です。ただし、北海道では地域や気温によってタイミングを慎重に見極める必要があります。
種まきを始められる植物
- 多年草: パンジー、ビオラ(北海道では多年草として扱われます)、ラベンダーなど。
- 一年草: マリーゴールド、キンセンカ、フェリシアなど。
種まきのポイント
- 室内での種まき
- 室温が安定している場所を選ぶ。
- 日当たりの良い窓際や補助照明を利用して光を確保。
- 屋外での種まき
- セルトレイやポットを利用することで、霜や寒さの影響を軽減できます。
- 直播する場合は、ビニールを被せて霜から守る。
- 雪解けが進み、土が凍結していないことを確認。
4月の庭仕事
1. 雪解け後の庭の整備(土壌改良・耕す作業)2. 春咲き植物の観察(芽吹きの確認)
3. 苗や種の購入と植え付け
4. 計画通りに庭作りを進める準備

4月は春の庭仕事が少しずつ忙しくなってくる時期です。土壌改良や春咲き植物の観察を行い、苗や種の準備を進めましょう。
雪解け後の庭の整備(土壌改良・耕す作業)
4月は庭を整備し、新しい植物が育ちやすい環境を整える大切な時期です。土壌の状態を確認し、必要に応じて改良や耕す作業を行いましょう。
- 土壌改良:冬の間に硬くなった土を軽くほぐし、堆肥や肥料を追加して栄養バランスを整えます。
- 耕す作業:新しい苗や種を植えるエリアで土を柔らかくし、根が張りやすい状態にします(多年草や球根がある場所では控えます)。
春咲き植物の観察(芽吹きの確認)
3月末から4月にかけて、チューリップやクロッカスなどの春咲き植物の芽が出ているか確認します。この作業は、植物の成長をサポートするために重要です。
- 芽の状態をチェック
- 芽が出ていない場合、土が凍っていないか確認します。
- 芽が健康でない場合は、その周囲の土を軽くほぐして通気性を良くします。
- 状況を記録
- どの植物が芽を出したか、どのタイミングで出たかを記録しておくことで、翌年の管理がしやすくなります。
- 追肥の検討
- 成長が遅れている場合、追肥を行うことが有効ですが、日当たりや水分、温度など他の環境要因も関係しています。
- 窒素が効いた肥料を選ぶと、成長を促進する場合がありますが、原因をしっかりと確認した上で対応することが大切です。
苗や種の購入と植え付け
北海道でも4月になると、いよいよ苗の販売が始まります。この時期に植え付け可能な苗が販売されるので、植え付けを行い、春のガーデニングをスタートさせましょう!
また、種は5月以降に種まきできるものを早めに購入しておくと、売り切れになるリスクを軽減できます。
- 購入する苗
- シレネ、パンジー、ビオラ、芝桜、アルメリア、球根ダリアなど、春から夏、秋まで楽しめる植物が販売開始されます。
- 庭木では桜、ムクゲ、イチジク、ブドウなども販売が開始される時期です。
- 購入する種
- サルビア、ジニア、ネモフィラなど。
- 購入リストに含めるもの
- 用土、土壌改良材、肥料、プランターなど。
🍃この時期を逃すと売り場から無くなってしまう植物も多いので、植えたい植物があれば、ぜひ、この時期に迷わず購入しておきましょう!
計画通りに庭作りを進める準備
庭作りを計画通りに進めるためには、必要な資材や道具を整え、作業の順番を再確認することが大切です。この時期に、花壇作りや土壌整備などを進めるための準備を整えておくことで、5月以降の作業がスムーズになります。
- 花壇作りなどを計画している場合
- 必要な資材(レンガ、石、土、モルタルなど)をリストアップし、足りないものは追加購入します。
- 冬に立てた計画の確認と準備
- 庭のレイアウトや植栽プランを再確認し、変更があれば調整します。
- 作業の順番(花壇作り、土の整備、植え付け場所の確保など)を明確にします。
5月の庭仕事
1. 害虫対策や雑草管理の開始2. 苗の植え付けと種まき
3. 花壇作りや庭作り全体の作業を開始

5月は色々な作業が同時進行!忙しくも楽しい北海道ガーデニングがいよいよ本格的に始動します!
害虫対策や雑草管理の開始
北海道の5月はまだ雑草がほとんど見られませんが、植え付けの準備として対策を講じておくことで、後の管理が楽になります。
- 植え付け前の除草剤散布:雑草が成長する前に、土壌に除草剤を散布しておくと効果的です。
- おすすめの除草剤:ラウンドアップマックスロード、トレファノサイドなど。
- 植え付け時の薬剤使用:根元に散布したり土壌に混ぜ込むことで、雑草や害虫の発生を抑える薬剤を利用します。
- おすすめの薬剤:オルトランDX顆粒、ダイアジノン粒剤など。
- 防草シートの設置:花壇や通路などに防草シートを敷いて、雑草の発生を防ぎます。
- おすすめの防草シート:ザバーン防草シート 240Gなど。
苗の植え付けと種まき
北海道も5月になるとようやく暖かくなり始め、苗の植え付けや種まきを徐々に進めていく季節になります。ゴールデンウィークを境に、寒さに弱い植物や、3月~4月に室内で育てた苗も屋外に出せるようになります。
- 寒さに弱い一年草:ペチュニア、ベゴニアなど。
- 耐寒性のある多年草:カンパニュラ、クレマチスなども植え付けに適した時期です。
- 種まき:気温が安定し、土壌が温まってきたら、サルビア、ジニア、ネモフィラなどの一年草の種まきが始められます。
- 室内で育てた苗の順化:気温差や霜のリスクを考慮し、「日中は屋外に出し、夜は室内に戻す」を繰り返し、徐々に外の環境に慣らします。
花壇作りや庭作り全体の作業を開始
5月は、花壇作りや庭全体の作業など大掛かりな作業を本格的に開始する時期です。冬に立てた計画に沿って理想の庭作りを目指しましょう。
花壇作り
- レイアウトの最終確認:冬に計画したデザインを再確認し、植栽場所を調整します。
- 土壌整備:必要に応じて土を耕し、堆肥や肥料を追加して花壇を整えます。
- 植え付け:計画に基づいて、選んだ苗や種を植え付けます。
庭作り全体
- 小道作り:歩きやすさやデザインを考慮して石やレンガを配置します。
- 新たなエリアの開拓:新しい花壇や植栽エリアを作る場合、この時期に整備を進めます。
- 装飾品の配置:庭の雰囲気を高めるために、鉢植えやガーデンアクセサリーを配置します。
🍃次は夏に行うガーデニング作業を見てみましょう。詳しくは、こちらからどうぞ♪