エゾヤチネズミ|見た目はまるでハムスター!北海道の庭でたくましく生きる小さな冒険者!

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イントロダクション用デザイン画像 こんにちは!道東在住のガーデナー、kikoriです。北海道で庭づくりをしていると、思いがけない生き物との出会いがあります。「エゾヤチネズミ」。初めてこの生き物の痕跡を見つけたとき、私は思わず「おや?」と目を凝らしました。今回は、私の庭で観察した「エゾヤチネズミ」の姿をお届けします。研究的な視点からも興味深い情報を整理してみました。
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身近な生き物|庭で見つけた謎の巣

私が今の家に引っ越してきたとき、庭の一角に奇妙なものがありました。

枯れ葉や小枝を集めたドーム状の塊が2つ。これは「絶対ネズミの住処だ。」と思いました。しかも、よく見ると家の断熱材の一部まで混じっているじゃないですか(笑)。

5月初旬。断熱性の高そうな巣。家の断熱材が混じり、知能の高い小動物(ネズミ)であることが伺えます。※管理人撮影(自宅の庭)

「なるほど、ここに巣を作って寒さをしのいでいたのか。」

また、ドーム状の巣のあった場所から少し離れたところの斜面にも、明らかに生き物が掘ったであろう穴があったんです。「もしかして庭の巣とこの巣、繋がっているのでは?」とも思いました。どう見ても同じ生き物が掘った感!

入口、出口、避難所、貯蔵庫、トイレなどなど…。どうなっているのか中が見たい~(≧▽≦)
けど、そんなことしませんよ。巣が崩れちゃうと困るからね。

5月初旬。庭の斜面に掘られていた謎の穴。直径はそれほど大きくなく、小動物が通れるサイズ。※管理人撮影(自宅の庭)

私が庭でこれらの巣を発見したのは5月末のことです。しかし、この時点ではまだ、巣の主の姿を見ていませんでした。この巣の主は何者なのか。姿は見えなくても、身近な場所に何かがいることは確かです。

それから約1年後の4月末、ついに私はその正体を目にすることになります。それが「エゾヤチネズミ」でした。

エゾヤチネズミとの出会い

「エゾヤチネズミ」。北海道の方は、聞きなれた動物の種類かもしれませんが、私は本州から移住してきて初めてこのネズミの存在を知りました。

私が「エゾヤチネズミ」を知ることになったキッカケは、自宅の庭で見かけたからです。最初は、なんとなく気配を感じて目を向けると…そこには小さな動く影が。

「あ!今、ハムスターみたいなのいた!」って感じでしたね(笑)。
その瞬間、ピンときました。「あの巣の主に違いない」と。
気になってすぐに調べてみると、どうやら「エゾヤチネズミ」というらしい。

どんな生態なのか知りたくて、観察を始めました。子供の頃から生き物を観察することが当たり前だったので、私にとっては特別なことではなく、ごく普通のことでした。

だから、「絶対ここから出てくるはず。」と、直感的に分かっちゃうんです。というか、「ここにいる」と思ったら、だいたい間違いない(笑)。

例の巣は、いつの間にかなくなっていました。風で飛ばされたのか、それとも時間が経って崩れたのかは分かりません。そこで、「いるならきっとあそこに違いない。」と、裏庭の資材置き場の前でスタンバイして10分くらい待っていました。

すると、やはり出てきた!

これがその時の写真です。

4月末。よく太ってお腹が膨らんでいるエゾヤチネズミ。妊娠している可能性が高いですね。何匹産まれるかな?※管理人撮影(自宅の庭)

見た瞬間に「あ!すごい太ってる。妊娠してるな。」と思い、何匹の子ネズミが産まれるのかワクワクしていました。

この個体は、妊娠中のためか、周囲をかなり警戒しながらも、せっせと餌を食べていました。資材置き場の下から出てきては餌を食べ、素早く資材置き場の下へ身を隠す。という行動を繰り返していました。妊娠中は、安全に、しっかり食べなきゃね。

その後、6月頃だったか、ハッキリ記憶にありませんが、小さいエゾヤチネズミが3匹ほど、庭をウロウロしていました。「ああ、あの子から産まれたんだな。」と、静かに見守っていました。

まだ、世間知らずの子ネズミちゃんたちは、警戒心がやや薄め。私に見つかっても、逃げるのがちょっと遅い(笑)。

巣の多様性と行動観察からの考察

エゾヤチネズミは、我が家の敷地内のさまざまな場所を、巣や隠れ家にしているようです。それらの場所は、方角や形状、素材などが異なり、非常に多様であることが分かりました!👀✨

南側
5月初旬。日当たりが良い南側では、地表に枯れ葉を集めた巣を2か所確認しました。
綺麗な形を保ってはいましたが、現在は使っている気配を感じませんでした。冬場の寒さをしのぐための一時的な住処だった可能性もあります。

南側の斜面
5月初旬。穴を掘った巣が2か所、確認できました。
地表の巣と穴の直径がほぼ同じくらいで、数も同じだったため、繋がっている可能性があります。出入口を一つにしないことで、天敵から襲われた時の逃げ道を確保しているのかもしれません。

北側
4月末。裏庭の資材置き場の下に隠れていました。
妊娠中だったため、効率よく食料を確保できるように、スムーズに出入りできる場所を選んでいたのかもしれません。日中の一時的な利用だった可能性もあります。
夏は、伐採した木の枝が重なっている半日陰の場所と、ほぼ一日中日陰の草むらを利用していました。これらの場所は涼しく、主に夏の間、利用していたのではないかと思います。

東側
初夏頃、コンクリート板の下の隙間を利用して隠れていました。
このコンクリート板の周辺は、砂利だらけで、天敵となる野生動物が掘って隙間に手を入れるなどの行動が困難な場所です。キツネなどから身を守るのにちょうど良さそうです。
エゾヤチネズミは、普段は単独行動していますが、とても一匹分とは思えないほど、大量の餌を運び込んでいたので、この場所で子育てをしていた可能性があります。

これらの結果から、エゾヤチネズミは、「寒さ」「暑さ」「天敵」「利便性」「安全性」など、様々な要因を考慮しながら、季節や状況に応じて柔軟に、巣を作る場所や利用する場所を選んでいると考えられます。

エゾヤチネズミの食性を観察

🍃 春~の食性

我が家の庭にいるエゾヤチネズミは、雪解け後にタンポポの葉や花を食べたり、チューリップの球根(浅めに植えたもの)を掘り返して食べています。深く植えたチューリップの球根は被害がありませんでした。

さらに、花がほぼ終わって切り落としたチューリップの茎、花も、その場でかじったり、巣の中から引っ張って運ぶ姿を確認しました。
堆肥にしようと積んでいたのですが、翌日、明らかに数が減っていたので、観察していると、巣に隠れたまま持っていったんです。ちょうど巣の側だったようで、そこから運んでいました。もってけ、もってけ~(笑)。

ある日、ふと窓の外に気配を感じたので見てみると、草むらで何かが動いていました。「あ!エゾヤチネズミに違いない。」そう思い、カメラを持ってきました。

📹 家の中から窓越しに撮影した5月末、南側の庭の様子です。
朝 7:11 に撮影したもので、エゾヤチネズミが草むらで何かをムシャムシャと食べているのが分かりますね。

何かの新芽を食べていると思われますが、小さくてよく見えなかったため、何の植物なのかは分かりませんでした。悔しい!次はもっとよく観察したいですね。

マクロレンズをズームして撮影しており、距離は約5mくらい。ちなみに、エゾヤチネズミの周りに生えている植物は、スギナ、タンポポ、マツヨイグサ、ホトケノザ、クローバーなどです。
茶色い枯れ葉や、枯れ枝の上でカムフラージュしているつもりなのでしょうが、私に見つかっています(* ´艸`)クスクス

🍃 秋~冬の食性

庭に植えてある樹木の皮(サクラ、ミズナラ、ムクゲ、イチヂク)を齧り、冬には、鳥の餌台に残ったヒマワリの種を食べている様子を確認しました。

ヒマワリの種は、冬に不足する脂質やカロリーを、少しでも摂取しようとしているのかもしれません。イチジクに関しては、まだ若い苗木だったので、枝ごと齧り取っていました。
厳しい寒さの中でも、たくましく生き、命を繋ごうとしているのが分かります。

ちなみに一番齧られていたのはミズナラでした。「美味しいのか?」「柔らかいのか?」「秋冬に不足するであろう食物繊維が豊富なのか?」この選択には、何らかの生存戦略が関係しているのかもしれません。なお、樹木の皮は、夏季にはほとんど被害がありませんでした。

エゾヤチネズミの活動時間の観察結果

🐀 春~秋の活動時間

気候の良い時期には、日中に活動しているのをよく見かけます。早朝にもゴソゴソと活動していることもあります。夕方(日没前頃)に、私が庭の片づけをしていると、慌てて走り去っていく様子も見られました。夜間や日没後の行動は確認できていませんが、午前中と夕方からの活動が主なようです。

🐀 冬(積雪時)の活動時間

3月の早朝(4:30頃)、まだかなり暗い時間帯 ~ 薄暗い時間に活動しているところを確認しました。空が明るくなってくる頃(5:30頃)には、巣に戻ったのか、ピタリと出てこなくなりました。
冬になっても毛色は変わらず茶色のままなので、雪の上では目立つためか、冬の日中は全然姿を見かけませんでした。

積雪のある間は、雪の無い時期よりも警戒心が強く、時折立ち止まって辺りを確認しながら食べ物を探しています。食べ物を見つけると、咥えて物陰に持って行き、隠れて食べています。

学術データ vs 実際の観察とのギャップ

私の観察結果が合っているのか気になって、エゾヤチネズミについて、北海道での観察結果資料を調べてみました。(北海道立総合研究機構林業試験場が提供する資料)

……え?
私の観察結果と違くない!?Σ(゚Д゚)

比較項目私の観察結果学術データ
夏季の活動時間日の出前~午前中、夕方(日没前)に活動。日中にも姿を見せる。基本は夜行性(日没後・日の出前に活動)。
冬季の活動時間夜明け前(4:30頃~5:30頃)に活動。日中の活動は確認できず。昼行性(日没前に活動)。
日中の活動春~秋は普通に見られるが、大量発生の気配なし。日中に活動することもある(大量発生の兆しとされることがある)。

エゾヤチネズミの活動時間についての考察

私の観察では、学術データとは異なり日中も活発に動き回っていました。確かに日の出前にも活動していますが、日が昇ってからも頻繁に姿を見せています。

一方、学術データによると「昼間も活動することがある=大量発生の兆候」とみなされることがあるようですが、少なくとも私の庭では大量発生した年はなく、単に「日中に活動している個体がいる」だけで大量発生と結びつくのでしょうか…(・_・)?

また、学術データでは「冬季は昼行性(日没前)」とされていますが、私の観察では、冬の日中に活動している姿は一度も確認できませんでした。もしこの学術データが正しければ、冬の日中にもっと頻繁に姿を見せてもよさそうですが…。

そもそも冬の間に明るい時間帯に活動すれば、エゾヤチネズミの毛色は雪の上で非常に目立つはずです。本当にその時間帯に活動するのでしょうか…(・_・)?

活動時間については、今後も観察を続けてみたいですね。

なぜ学術データと異なるのか?

私の観察結果と学術データに異なる部分があったのは、個体差や観察時期の違い、場所(庭、森、林、草原、研究用の飼育ケージ?)、研究対象となった個体数などが関係している可能性があります。

例えば、研究フィールドが森林や草原メインだったり、飼育ケージの中なら、庭のエゾヤチネズミとは違う行動を取る可能性も、大いにあり得ますよね。特に、飼育ケージの中ということであれば、冬の日中に活動することは納得がいきます。

仮に、春~夏に捕獲したとしたら、冬までの間にケージの中で様々なことを学習するからです。「いつ餌がもらえるのか?」「いつの時間帯が暖かく活動しやすいのか?」など、これまで私が観察したエゾヤチネズミの知能の高さや適応能力を考えれば、限られた環境の中で、新しい生活リズムを作り上げるのは十分にあり得る話だと思います。

学術データと私の観察の違いがあまりに大きかったので、そもそも私が撮影した個体が「本当にエゾヤチネズミなのか?」という根本的な部分も確認してみました。

学術データでは、エゾヤチネズミとヤチネズミの識別ポイントとして「お腹の色が灰色っぽいのがエゾヤチネズミ、より黒っぽいのがヤチネズミ」とされています。
私が撮影した個体のお腹は灰褐色であり、この特徴と一致するため、エゾヤチネズミである可能性が高いと考えられます。

お腹の色が灰色っぽいこと、その他の特徴からもエゾヤチネズミで間違いないと思います。※管理人撮影(自宅の庭)

エゾヤチネズミの貯蔵庫についての考察

北海道立総合研究機構林業試験場が提供する資料によると…
✅ 「貯蔵庫があり、クルミやササの実を集めることがある」と報告されている

餌の貯蔵については、学術データから「貯蔵庫」は存在すると考えられますが、私の予想では、シマリスのように大量保存するわけではなく、保存する種類も限られ、貯蔵量も少ないはずです。短期的な貯蔵の可能性が高いと考えています。

また、「釧路町立昆布森中学校のフィールド学習」では、エゾヤチネズミが、クルミやドングリを「冬に備えて積極的に持ち去る行動が観察された」とあります。
北海道ってこんな面白い授業があるんですね!?いいなー!心底羨ましすぎます!

さて、これは貴重な観察記録ではありますが、クルミやドングリはエゾヤチネズミの好物であると予測できるため、季節に関係なく積極的に持ち去った可能性も考えられます。
季節ごとの比較データがないため、今後さらなるフィールド学習のレベルアップによって明らかになっていくと、面白い結果が得られそうですね。

とういわけで、具体的な学術データが見つからなかったため、私の行動観察結果をもとに、考察してみました。🔎

✅ エゾヤチネズミは、シマリスのように食料を大量に運ぶための「頬袋ほおぶくろがないため、大量に集めて蓄えるのは難しく、貯蔵する量も限られているのでは?
✅ もし、大量に蓄えるタイプなら、秋にはせわしなく庭を走り回っているはず。でも、秋にそのような姿は一度も見たことがない。
✅ 秋に樹木の皮を齧るのは、食料を貯蔵していないか、貯蔵が少なく、食料が乏しいからでは?(逆に、食料が豊富な夏はほとんど齧らない)
✅ ほとんどの場合、その場で食べるか、物陰に持って行って、食べ終わったらまた出てくるパターン。食料を持って巣に入ったり出たりを繰り返す「大量貯蔵のための行動」は、基本的には見られなかった。
✅ ただし、次のような場合、一時的な大量貯蔵の可能性は否定できない。
➡ 剪定済みチューリップは、食べきれるのか?と思うほどの量を巣に運んでいた。「まだ取るの? まだ?」と思うほど次々に何本も持ち込んでいて、まるで「これも、これも!」という感じで熱心に確保していた。吸い込まれるように巣の中へ入っていく姿が印象的だった。ちょうど子育ての時期ともピッタリ合うし、安全な場所で子供たちがいつでも食事できるように、親エゾヤチネズミが一時的に大量貯蔵していたのかもしれない。

いやあ、行動観察と考察で、なんとも面白い情報が得られました~👏✨🐀
それにしても、彼らの生態は、まだまだ学術的にも謎に包まれているので、非常に興味深いですね。

でも、そんな面白い話ばかりでもありません。生態系の一員である彼らには、人間の暮らしとも関わる別の一面もあります。エゾヤチネズミとエキノコックスの関係についても、少し触れておこうと思います。

人間の暮らしと関わるエゾヤチネズミの一面

森や林、草原に住む生き物の多くは、目立たないけれど、自然の循環の中で重要な役割を担っています。地球上に役に立たない生き物なんて1種類たりともいません。エゾヤチネズミもそのひとつです。

エゾヤチネズミは、土を掘り返して土壌を豊かにする役割を持っています。また、猛禽類や肉食哺乳類などの重要な餌となるなど、生態系のバランスに貢献しているのです。

でも実は、エゾヤチネズミはエキノコックスの「中間宿主」でもあります。とはいえ、彼ら自身がエキノコックスをまき散らすわけではなく、あくまでサイクルの一部を担っているだけです。人間が感染するのは、「終宿主」であるキツネや犬のフンに含まれた卵を、誤って口にしてしまった場合です。

エキノコックスは、キツネや犬の体内(主に腸)で成虫となり、フンと一緒に卵を排出します。エゾヤチネズミなどの小型哺乳類は、そのフンの近くにあるエサや水を摂取する際、偶然一緒に卵を取り込んでしまい、中間宿主となります。その後、エゾヤチネズミをキツネや犬が捕食することで、再び体内でエキノコックスが成長し、サイクルが続いていくのです。

つまり、すべてのエゾヤチネズミが卵を持っているわけではなく、あくまで偶然摂取した個体のみが「中間宿主」となります。

私自身、自然の中で過ごすことが多いので、
「手を洗う」 → しっかり流水で流す+石鹸があればさらに安心!
「湧き水・川の水を飲まない」 → 自然の水にはエキノコックスの卵が混ざっている可能性があるため、飲まない!
「野菜はよく洗う」 → エキノコックスの卵は粘着性がないので、流水でしっかり洗えば落ちます。
「食材の加熱処理」 → 水の場合は100℃で1分間以上の煮沸で卵は完全に死滅する。
などの基本的な対策をしています。

先ほども触れましたが、エゾヤチネズミはサイクルの一部を担っているだけであり、さらに中間宿主になるのは偶発的なので、基本的な対策をしっかりやっていれば、そんなに神経質にならなくても大丈夫かな、と思っています。

正しい知識を身につけ、生き物たちと共生するスタイルで、私はこれからもガーデニングを楽しんでいきたいと思います。

今日も庭では小さな生き物たちが暮らしている

いやあ、それにしても生き物の観察というのは本当に面白いですね!

私は、庭をウロウロしている時間が長いですし、夜が明ける前から庭をボケーっと眺めていることもあるので、そういった状況で偶然見たものを、当時の記憶(数年前)を頼りに簡単に整理しただけですが、それでもこれだけの発見があるんです。

生き物たちのこういう姿を観察していると、本当に言葉では言い表せない感動に包まれます。私はこの感覚がすごく幸せなんです。庭にいる小さな生き物たちは、ただそこにいるのではなく、それぞれの環境に適応し、たくましく生きています。そして、私に「観察する楽しさ・発見する楽しさ・考える楽しさ」という幸せを与えてくれます。

「あ!チューリップの球根が食べられてる…」「対策しなくちゃ」と、考える人がほとんどでしょう。しかし、私は「食べたっていいじゃない♪」と、考えています。だって、彼らの住処に私が引っ越してきたんですから…。

「ああ、ここにこれ以上植えちゃいけないんだな」と、エゾヤチネズミが教えてくれるんです。

エゾヤチネズミのような小さな生き物が庭にいるということは、それだけ自然が豊かだという証拠です。彼らが生きていける環境が、私の庭にあるというのは、とても嬉しいことですし、大切にしたいことです。

ガーデニングをしていると、色んな生き物との出会いがあります。植物だけでなく、小さな命の営みも感じられるのが、庭づくりの面白さの一つですね。

今日も庭のどこかで、エゾヤチネズミがちょこちょこ走り回っているかもしれません。庭の小さな冒険者は、私が寝ている間にも、ふかふかの雪を蹴りながら、小さな足跡を残して進んでいるかもしれません。
そんなことを思いながら、これからも庭づくりを楽しんでいきたいと思います。

👉 本記事のような、庭で見られる生き物たちの観察と考察は、「動物の行動観察」のカテゴリーに今後追加していく予定です。

🔹 本記事の内容について
本記事の内容は、当ブログ(北海道ガーデニング)の管理人「kikori」が、既存の知見を踏まえつつ、観察をもとに提唱した独自の考察・仮説であり、2025年7月11日に公開したものです。今後、研究者や専門家のさらなる調査によって新たな知見が加わる可能性がありますが、本記事の内容はkikori独自のものであり、どの媒体においても無断使用や無断引用を禁じます。