プリムラは、本州では秋植え一年草として扱われ、初夏には枯れてしまいますが、本来は多年性の植物です。北海道ではその性質が活かせる環境にあるため、春に植えて夏越し・冬越しし、翌年も花を咲かせます。本記事では、管理人の庭の環境も交えつつ、プリムラの魅力とその強さをお伝えします。プリムラとは?|彩り豊富でコンパクト
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プリムラは、草丈が低く、花が株元からまとまって咲くタイプの西洋サクラソウの園芸品種群です。
ホームセンターでは、単に「プリムラ」あるいは「ジュリアン」「ポリアンサ(ポリアンタ)」として販売されていることが多く、品種名の記載がない苗もよく見られますが、多くはこの2つの園芸品種群に該当します。
ポリアンサは、複数の原種(vulgaris, veris, elatior など)から生まれた交雑群で、さらにポリアンサの中から、より草丈が低く、寒さに強く改良された品種群がジュリアンです。
どちらも花色は非常に豊富で、赤、ピンク、黄色、紫、白などさまざまな色が揃っており、バイカラーやフリル咲き、薔薇咲きなども見られます。開花期には花が株を覆うように咲くため、小さいながらも春の庭でよく目立ちます。
開花株に「ポリアンサ ミックス」のラベルが貼ってあることもありますが、ポリアンサは、一株一色が基本で、バイカラーとは異なります。

この表示は、ナーセリー側が管理の都合上貼っているもので、「色混合ロットから出荷された苗のひとつ」であることを示しています。
要するに、中身は単色のポリアンサやジュリアンです。
ちなみに、「ポリアンサ」と「ポリアンタ」は、どちらも Primula × polyantha のカタカナ表記の揺れであり、同じもの(同種)を指しています。意味や品種に違いはありません。
北海道では多年草|夏越し・越冬する春の花
管理人は本州出身ですが、プリムラは冬から春(11月~4月)にかけて出回る「一年草」として扱われるのが一般的でした。
ゴールデンウィーク以降や初夏には、暑さと蒸れで枯れてしまうためです。
春が終わるころには店頭のポット苗が傷んで処分されることも多く、北海道でもその傾向にあります。
本州での“一年草扱い”という認識がそのまま広まっていることに加え、秋から春にかけては地上部が小さくなり、姿がほとんど見えなくなることも一年草と思われる一因になっています。
しかし、プリムラは本来、多年性を持つ植物です。
北海道・道東では環境が合うため、夏越し・越冬し、多年草として生き続けます。

プリムラの耐寒温度は「−5℃前後まで」とされることが多いですが、実際には耐寒性・耐暑性ともに一定の強さを持っています。
一般的に知られる「−5℃」という数値は、もともと本州の気候条件を基準にしたもので、本州ではそれ以下の気温になる地域が少ないため、実際の限界が検証されていない可能性もあります。
また、一般的な園芸環境は本州を基準としているため、それ以下の気温を示す必要がなく、この数値が基準として定着したとも考えられます。
しかし、ポリアンサのもとになった原種のプリムラ(vulgaris, veris, elatiorなど)は、ヨーロッパ中部から北部といった、冬の気温が−10〜−15℃に達する地域に自生しています。
それを考えると、プリムラ属の多くは、−15℃程度までは十分に耐えられる可能性があると考えられますね。
北海道では秋に葉を少し残した状態で越冬し、道東では4月中旬から花が咲き始めます。
株がとても小さいため、雑草と間違えて、秋や雪解け後に誤って抜いてしまわないようにしましょう。
こんなにコンパクトなのに、北海道の春の寂しい庭をパッと明るくしてくれる頼もしい存在です。
品種が豊富!春に植えたいおすすめプリムラ3選
プリムラは、ホームセンターでよく見かけるジュリアンやポリアンサの他にもたくさんの園芸品種があり、花の形や花色が豊富です。
管理人のおすすめは、以下の3品種!
小さな青紫の花が球状にまとまって咲く🥇1位「プリムラ・カピタータ」
🥈2位「ダブルプリムローズ」
🥉3位「ベラリーナ」
などは、それぞれ花の形や色合いに個性があり、同じプリムラでもまったく違った魅力を楽しめるので、おすすめです。
管理人は、楽天市場の「おぎはら植物園」での購入をおすすめしています。苗の状態が良いのはもちろんのこと、理由は以下の5つになります。🌼 長野県(寒冷地)で育てられているため、北海道に適応しやすい
🌼 配送業者は安心のクロネコヤマト
🌼 楽天ポイントが貯まる
🌼 植物ごとの育て方や耐寒温度が商品ページに丁寧に記載されている
🌼 注文から到着までが比較的スムーズ(通常5日前後)
プリムラの他にも、今がちょうど植えどきの春植え植物がたくさん揃っています。
プリムラと北海道ガーデナーさんに学ぶ
実は管理人、北海道のホームセンターでもプリムラを何度か見かけたことがありましたが、宿根草・多年草を探している時期だったこともあり、「一年草だからなあ~」と、買わずにいました。
ところがある時、ご近所さんの庭先で雑談していた4月中旬、プリムラが開花しているのを見たのです。その時の衝撃といったらありません(笑)。
「ま、まさか越冬した!?(心の声)」
その方は、一年草はあまり育てておらず、宿根草を主に育てていらっしゃいます。なので、「これは越冬したに違いない!」と。
その時は会話の途中だったため、質問するタイミングを逃してしまいましたが、気になって気になって、夜も眠れずにいました(笑)。
忙しくてホームセンターに行く時間もなく、なんとか夏に見切り品のプリムラ(たぶんジュリアン)を購入して植えたのです。
しかし、見切り品ゆえ、状態はかなり悪く、回復する前に積雪が……。
それに、まだ本州でのガーデニング感覚が抜けておらず、心のどこかで「ダメかもしれない…」と、半信半疑の部分もありました。
すると翌年、雪解け直後に蕾を発見!

「越冬してる!!」と、すごく感動したのを覚えています。

プリムラは、管理人が思っていたより丈夫な植物だったようです。
北海道に来てから、ご近所さんと話す機会は結構多くて、花を植えている方もかなりたくさんいらっしゃいます。
こうした環境の中で偶然の気づきを得て、いろいろ発見できることを、とても嬉しく、本当にありがたく思っています。
これからも、ご近所さんとの会話を大切にしながら、北海道ならではのガーデニングを楽しみたいと思います。
👉 他にも、北海道で育てやすい植物を「多年草・宿根草」のカテゴリーで紹介しています。




