【庭スタイル編】北海道の庭づくり|庭のスタイルを決める10の選択肢

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イントロダクション用デザイン画像 庭づくりを始めるときに最初に考えたいのが「庭のスタイル」。どんな庭にしたいのかを決めることで、植物の選び方や設備の配置がスムーズになります。この記事では、北海道の気候に適した植物を取り入れながら、代表的な庭のスタイルと、それぞれの特徴や魅力について解説します。

コテージガーデン

コテージガーデン※フリー画像(出典:Pixabay)
1. コテージガーデンとは?
2. コテージガーデンの特徴
3. コテージガーデン植物の選び方
4. コテージガーデンを作る際のポイント
5. コテージガーデンが向いている人と地域

家屋にツル植物が絡まり、庭に咲き乱れる花々と緑が広がる、どこか懐かしい田舎風の雰囲気の庭。それがコテージガーデンです。

コテージガーデンとは?

コテージガーデンは、手作りの温かみがありながら、自然の景観を活かした庭のことです。イギリスの田舎の庭のイメージで、観賞用+実用性を兼ねています。ある程度手入れされつつも、雑然とした美しさがあるのが特徴で、花・ハーブ・果樹などが共存するスタイルです。

近年では、このコテージガーデンのスタイルが「ナチュラルガーデン」として扱われることが増えています。

コテージガーデンとは?

🌸 混植スタイル
宿根草や一年草を組み合わせ、色とりどりの花が咲く景観を作る。
🌿 実用性も兼ねる庭
ハーブや果樹を取り入れ、観賞だけでなく収穫も楽しめる。
🌱 自然な仕立て方
整えすぎず、植物が自由に成長できるようにする。
🏡 小道やアーチの活用
レンガの小道やアイアンのアーチを取り入れ、イギリスの田舎の庭の雰囲気を演出。

コテージガーデンの植物の選び方

🍃 ナチュラルな雰囲気を保ちつつ、花が美しい植物、実用的で管理のしやすい植物を選びましょう!

宿根草・多年草:ルピナス、デルフィニウム、エキナセア、サルビア・アズレアなど
一年草:ポピー、カモミール、ナスタチウムなど
ツル植物:クレマチス、バラなど
ハーブ類:ラベンダー、ブルーキャットミントなど
果樹:ブルーベリー、ジューンベリー、ブドウなど

コテージガーデンを作る際のポイント

✅ たくさんの植物を混植する → 自然な風景を作る
✅ 直線的なレイアウトを避ける → ゆるやかな曲線を意識
✅ 小道やフェンスを取り入れる → 雰囲気を演出
✅ 育てる楽しさを大切に → 食べられる植物を組み合わせる

コテージガーデンが向いている人と地域

✅ 花がたくさん咲く庭を作りたい人
✅ ナチュラルで温かみのある雰囲気が好きな人
✅ ハーブや果樹も楽しみたい人
✅ 北海道から沖縄まで日本全土に向いているスタイル

ナチュラルガーデン

ナチュラルガーデン※フリー画像(出典:Pixabay)
1. ナチュラルガーデンとは?
2. ナチュラルガーデンの特徴
3. ナチュラルガーデンの植物の選び方
4. ナチュラルガーデンを作る際のポイント
5. ナチュラルガーデンが向いている人と地域

庭の中に小道があり、風に揺れる草花と雑木が自然に調和する庭。それがナチュラルガーデンです。

ナチュラルガーデンとは?

ナチュラルガーデンは、自然の景観をできるだけ活かした庭のことです。人工的な整備を最小限にし、四季の移ろいとともに蝶や鳥が訪れ、季節ごとの変化を楽しめる。自然の営みを大切にする庭のスタイルです。

ナチュラルガーデンは、コテージガーデンと混同されることもありますが、本来はコテージガーデンよりも自然に近い庭スタイルです。

ナチュラルガーデンの特徴

🌿 自然な植栽
森のような雰囲気を演出。グラス類や宿根草を多用し、四季の変化を楽しむ。
👉 より自然そのままに近い庭スタイルを求めるなら、人の手を極力加えない「ワイルドガーデン」という選択肢もある。
🪵 自然素材の活用
石や枕木を使い、ナチュラルな小道や花壇を作る。朽ち木を生かし、生態系に配慮。
🐦 生き物が集まる庭
鳥や蝶が訪れやすい環境を整え、ビオトープを取り入れる。
🌱 手間のかからない庭
雑草も一部はそのままにし、自然のバランスを維持する

ナチュラルガーデンの植物の選び方

🍃 ナチュラルガーデンでは、庭や周辺に生えている野草を観察して活かし、不足分を補いましょう!

野草:ヒメジョオン、ノコンギク、カワラナデシコなど
多年草・宿根草:エキナセア、ルドベキア、ギボウシなど
グラス類:ブルーフェスツカ、カレックスなど
雑木類:ヤマボウシ、コハウチワカエデなど

ナチュラルガーデンを作る際のポイント

✅ 完璧を求めない → 多少の草むらや枯葉も「味」になる。
✅ 地域の植物を選ぶ → 無理に外来種を植えない。
✅ 自然素材を活かす → プラスチック製の装飾を避ける。
✅ 水場を作る → ビオトープで生態系を豊かに。

ナチュラルガーデンが向いている人と地域

✅ 人工的な手入れを減らし、自然のままを楽しみたい人
✅ 昆虫や鳥が訪れる庭にしたい人
✅ 四季の変化感じながら、ゆっくり庭を育てたい人
✅ 北海道から沖縄まで日本全土に向いているスタイル

イングリッシュガーデン

イングリッシュガーデン※イメージ画像(AI生成)
1. イングリッシュガーデンとは?
2. イングリッシュガーデンの特徴
3. イングリッシュガーデンの植物の選び方
4. イングリッシュガーデンを作る際のポイント
5. イングリッシュガーデンが向いている人と地域

芝生の中に美しい花壇が広がり、バラや宿根草が咲き誇る風景。自然な調和を大切にしながらも優雅な庭。それがイングリッシュガーデンです。

イングリッシュガーデンとは?

イングリッシュガーデンは、イギリスの伝統的な庭のスタイルです。自然な風景を意識しながらも、計算された美しさを持つのが特徴。芝生と花壇を組み合わせ、バラや宿根草をふんだんに使い、ナチュラルかつ上品な庭です。

イングリッシュガーデンの特徴

🌿 芝生と花壇の調和
芝生をベースにし、曲線的な花壇を作ることで、優雅な雰囲気を演出。
🌸 宿根草とバラの組み合わせ
色とりどりの宿根草やバラを植え、季節ごとに咲く花を楽しむ。
🏡 自然に見せるデザイン
緻密な計算と、手入れ・管理で自然な雰囲気の美しさを作り上げる。
🌳 構造物との調和
レンガの壁、アイアンのアーチ、ベンチなどを配置し、庭のアクセントに。

イングリッシュガーデンの植物の選び方

🍃 北海道の気候で育てやすいバラと宿根草を中心に、春から秋までの庭を彩る植物を選びましょう!

バラ:イングリッシュローズ、つるバラなど
宿根草:デルフィニウム、ルピナス、ジギタリス、アリウム、アルケミラ、ペルシカリア、クリンソウなど
グラス類:カレックス、スティパなど
低木:コバルトセージ、コデマリなど
グランドカバー:エゴポディウムなど

イングリッシュガーデンを作る際のポイント

✅ 芝生を取り入れる → イングリッシュガーデンらしさを出す
✅ 曲線的な花壇を作る → 柔らかく自然な印象に
✅ バラと宿根草を組み合わせる → 季節ごとの花のリレーを楽しむ
✅ 構造物を活かす → アーチやベンチで雰囲気を演出

イングリッシュガーデンが向いている人と地域

✅ エレガントな庭を作りたい人
✅ バラを取り入れた庭を楽しみたい人
✅ 芝生と花壇の組み合わせが好きな人
✅ 北海道から沖縄まで日本全土に向いているスタイル

ローズガーデン

ローズガーデン※フリー画像(出典:写真AC 加工あり)
1. ローズガーデンとは?
2. ローズガーデンの特徴
3. ローズガーデンの植物の選び方
4. ローズガーデンを作る際のポイント
5. 北海道でのローズガーデン管理のポイント
6. ローズガーデンが向いている人と地域

満開のバラが咲き誇り、アーチやフェンスを優雅に彩る庭。甘い香りに包まれながら、美しい景色を楽しめるのがローズガーデンです。

「バラは手間がかかるから無理」と思っている人もいるかもしれませんが、実は北海道なら本州よりも管理がしやすく、意外と育てやすいんです。病害虫が少なく、施肥や剪定の手間も抑えられるため、適切な品種を選べば初心者でもローズガーデンを楽しめます。

ローズガーデンとは?

ローズガーデンは、バラを主役にした庭です。種類や仕立て方を工夫することで、ナチュラルな雰囲気からフォーマルなデザインまで、さまざまなスタイルを楽しめます。バラの香りや美しい花姿を存分に楽しめる庭です。

ローズガーデンの特徴

🌹 バラが主役
さまざまな種類のバラを組み合わせ、季節ごとに楽しむ。
🏡 アーチやフェンスの活用
つるバラを誘引し、立体的なデザインに。
🌸 バラと宿根草の組み合わせ
宿根草を組み合わせることで、バラの美しさが引き立つ。
🌱 日当たりと風通しが重要
バラを健康に育てるために、適切な環境を整える。

北海道でのローズガーデン管理のポイント

✅ 花の時期 → 本州では5月~6月に咲くバラも、北海道では6月下旬~7月が最盛期。
✅ 施肥のタイミング → 冬前の施肥は避け、春の芽吹き前(4月~5月)に施す。本州より施肥回数が少なくて済む。
✅ 冬越し → 耐寒性の低いバラは冬囲いが必須。地植えでもマルチングを施すと安心。
✅ 夏剪定はしない場合も → 本州では秋の開花を促すために夏剪定をするが、北海道では秋の開花が短いため、夏剪定をしないことも多い。
✅ 病害虫の発生が少ない → 本州と比べて黒星病やうどんこ病が発生しにくく、農薬の使用を抑えやすい。アブラムシの発生も少なめで、管理が楽。

ローズガーデンの植物の選び方

🍃 北海道のバラ園で実際に育てられている品種を基準に、庭のデザインや管理のしやすさを考えて選びましょう!

木立ち性(ブッシュローズ):宴、イングリット・ウェイブル、フレンチレース、メイディランド、モーデン・センテニアル、ホープ・フォー・ヒューマニティ
つるバラ(クライミングローズ):ウィリアム・バッフィン、ジョン・デイビス、ヘンリー・ハドソン、つるアイスバーグなど
シュラブローズ(半つる性・広がりやすいバラ):ロサ・グラウカ、アデレード・フード、モーデン・ファイヤーグローなど
ミニバラ・その他:グリーンアイス

ローズガーデンを作る際のポイント

✅ 日当たりと風通しを確保する → バラは日照を好み、風通しが悪いと病害虫が発生しやすい。
✅ 植栽のバランスを考える → バラ単独だけでなく、宿根草やグラス類と組み合わせると美しくまとまる。
✅ 仕立て方を決める → アーチ、フェンス、スタンダード仕立てなど、デザインに合わせた誘引を。
✅ 冬の管理を考える → 北海道ではつるバラの冬囲いが必要な場合も。耐寒性のある品種を選ぶのも大切。

ローズガーデンが向いている人と地域

✅ バラを中心とした庭を作りたい人
✅ アーチやフェンスを活用して立体的な庭を楽しみたい人
✅ 多少手間がかかっても美しいバラを育てたい人
✅ 北海道から沖縄まで日本全土に向いているスタイル

ヨーロピアンガーデン

ヨーロピアンガーデン※イメージ画像(AI生成)
1. ヨーロピアンガーデンとは?
2. ヨーロピアンガーデンの特徴
3. ヨーロピアンガーデンの植物の選び方
4. ヨーロピアンガーデンを作る際のポイント
5. ヨーロピアンガーデンが向いている人と地域

幾何学的に整えられた庭園、シンメトリーなデザイン、彫刻や噴水が配置された空間。17~18世紀のヨーロッパの宮殿を思わせるような風景。それがヨーロピアンガーデンです。

ヨーロピアンガーデンとは?

ヨーロピアンガーデンは、フランスやイタリア、ドイツなどの伝統的な庭園様式を取り入れた庭です。整形式の幾何学的なデザインを基本とし、シンメトリーな植栽やトピアリー(刈り込み)を活かした造形美が特徴です。

ヨーロピアンガーデンの特徴

🏛️ シンメトリーなレイアウト
整った幾何学的なデザインが特徴。左右対称の配置が基本。
🌳 刈り込まれた低木(トピアリー)
ツゲやセイヨウイチイなどの低木を刈り込み、美しい形を作る。
🎭 彫刻や噴水のアクセント
大きな庭なら中央に噴水や彫刻を配置すると、より格式のある雰囲気に。
🌿 低木や宿根草を取り入れたデザイン
芝生や砂利の小道を活用しつつ、フォーマルな植栽でまとめる。

ヨーロピアンガーデンの植物の選び方

🍃 北海道の気候で育てやすいヨーロピアンガーデン向けの植物を選びましょう!

低木・トピアリー向け:ツゲ、セイヨウイチイ、ニシキギなど
コニファー:ブルーエンジェル、ヨーロッパゴールド、グリーンコーン、シードリングなど
宿根草:ラベンダー、アルケミラ・モリス、カンパニュラ・ラティフォリアなど
バラ:アイスバーグ、フレンチレースなど
グラス類:カレックス、スティパなど

ヨーロピアンガーデンを作る際のポイント

✅ シンメトリーを意識したデザイン → 庭の中央に主軸を作り、左右対称に植栽を配置。
✅ トピアリーや刈り込みを活用 → 低木を整えてフォーマルな雰囲気を演出。
✅ 石や砂利を効果的に使う → 花壇の縁取りや小道に敷くと、高級感が出る。
✅ バラや宿根草を組み合わせる → フォーマルな花壇デザインにすることで統一感を持たせる。

ヨーロピアンガーデンが向いている人と地域

✅ 格式のある整った庭を作りたい人
✅ シンメトリーなデザインや幾何学的なレイアウトが好きな人
✅ 刈り込みや定期的な手入れが苦にならない人
✅ 北海道から本州の冷涼な地域に適したスタイル

シンプルモダンガーデン

シンプルモダンガーデン※イメージ画像(AI生成)
1. シンプルモダンガーデンとは?
2. シンプルモダンガーデンの特徴
3. シンプルモダンガーデンの植物の選び方
4. シンプルモダンガーデンを作る際のポイント
5. シンプルモダンガーデンが向いている人と地域

直線的なデザイン、無駄をそぎ落としたシンプルな構成、モノトーンの建築に映えるスタイリッシュな都会的で洗練された庭。それがシンプルモダンガーデンです。

シンプルモダンガーデンとは?

シンプルモダンガーデンは、無駄を省き、スタイリッシュなデザインを重視した庭のスタイルです。直線や幾何学的な配置を取り入れ、植栽や石材をシンプルにまとめることで、洗練された雰囲気を演出します。

シンプルモダンガーデンの特徴

🏡 直線的なデザイン
シンプルなラインを活かし、すっきりとした庭構成に。
🪵 石やウッドを活かしたマテリアル
砂利、コンクリート、ウッドデッキを組み合わせ、ナチュラルモダンに仕上げる。
🌿 少ない植栽でスッキリ見せる
管理しやすい低木やグラス類を中心に選び、植栽を最小限に抑える。
💡 照明やアクセントを活用
LEDライトやデザイン性のある鉢・フェンスを取り入れ、夜も楽しめる庭に。

シンプルモダンガーデンの植物の選び方

🍃 北海道の気候で育てやすいシンプルモダン向けの植物を選びましょう!

低木:ロシアンオリーブなど
グラス類:カレックス、スティパ、フェスツカ・グラウカなど
地被植物:フッキソウ、イワヤツデなど
シンボルツリー:アオダモなど

シンプルモダンガーデンを作る際のポイント

✅ 植栽を厳選し、スッキリしたデザインに → シンプルな構成を意識し、植えすぎない。
✅ マテリアルを活かす → 石・ウッド・コンクリートを組み合わせ、洗練された印象に。
✅ グラス類や低木を中心に取り入れる → 管理しやすく、動きのある景観を作る。
✅ 照明やアート要素をプラスする → 夜も楽しめるモダンな演出を。
✅ 「都会的にするならモノトーン」「ナチュラルモダンならアースカラー」も選択肢!

シンプルモダンガーデンが向いている人と地域

✅ 無駄のないシンプルで洗練された庭を作りたい人
✅ スタイリッシュでスッキリしたモダンなデザインが好きな人
✅ 植物と庭の手入れを最小限に、整った景観を維持したい人
✅ 北海道から沖縄まで日本全土に向いているスタイル

和風庭園

和風庭園※フリー画像(出典:写真AC)
1. 和風庭園とは?
2. 和風庭園の特徴
3. 和風庭園の植物の選び方
4. 和風庭園を作る際のポイント
5. 和風庭園が向いている人と地域

静けさの中に美しさが宿る庭。石や砂利、水、苔が趣のある空間を演出。それが和風庭園です。

和風庭園とは?

和風庭園は、日本の伝統的な庭のスタイルで、自然の風景を再現しながら、調和と静寂を重視する庭です。石・水・苔・低木を組み合わせ、四季の美しさを感じることができるのが特徴です。

和風庭園の特徴

🏞️ 自然を模したデザイン
人工的に整えすぎず、山や川の風景を庭の中で再現する。
🪨 石・砂利・苔を活かす
飛び石や白砂、苔などを使い、静かで落ち着いた雰囲気を演出。
🌱 低木や常緑樹を中心に植栽
派手な花を多用せず、緑の濃淡や葉の形を楽しむ。
🌿 水や竹、灯籠などのアクセント
水鉢や竹垣、石灯籠を使うことで、伝統的な和の趣を強調。

和風庭園の植物の選び方

🍃 北海道の気候で育てやすい和風庭園向けの植物を選びましょう!

低木・常緑樹:ヤマブキ、イチイなど
落葉樹:カエデ、モミジ、アオダモ、ヤマボウシなど
苔類:スナゴケ、サギゴケ、ハイゴケ、ホソバオキナゴケなど
下草・グラウンドカバー:フッキソウ、ギボウシなど

和風庭園を作る際のポイント

✅ 庭の中に「自然の風景」を取り入れる → 山や川、滝のイメージを作る。
✅ 石・砂・苔を活用し、静けさを演出 → 飛び石や砂利の配置を工夫する。
✅ 低木や落葉樹で四季の移ろいを楽しむ → 新緑・紅葉・冬の枝ぶりを活かす。
✅ 水鉢や竹垣、灯籠を取り入れる → 和の雰囲気を強調するためのアクセントに。

和風庭園が向いている人と地域

✅ 静かで落ち着いた庭を作りたい人
✅ 日本らしい伝統的な庭の美しさを楽しみたい人
✅ 四季を感じる庭を作りたい人
✅ 北海道から沖縄まで、日本全国どこでも対応可能

ロックガーデン

ロックガーデン※イメージ画像(AI生成、カスタマイズあり)
1. ロックガーデンとは?
2. ロックガーデンの特徴
3. ロックガーデンの植物の選び方
4. ロックガーデンを作る際のポイント
5. ロックガーデンが向いている人と地域

大小の石や岩の間に、乾燥に強い草花が根付き、自然の山岳風景を思わせる庭。それがロックガーデンです。

ロックガーデンとは?

ロックガーデンは、岩や石を配置し、自然な山の景観を再現する庭のスタイルです。水はけの良い環境を活かし、耐乾性の強い植物を組み合わせるのが特徴。ナチュラルな雰囲気からモダンなデザインまで幅広くアレンジできます。

ロックガーデンの特徴

🪨 石や岩をメインに配置
大小の石を組み合わせ、立体感のある庭を作る。
🌵 乾燥に強い植物を選ぶ
ロックガーデンには、耐乾性のある宿根草や耐寒性多肉植物が適している。
💧 水はけの良い土壌が重要
排水性の高い土壌を作り、湿気を避ける。
🌿 ナチュラルな雰囲気を楽しむ
山岳風・砂漠風・和風など、好みに合わせたデザインが可能。

ロックガーデンの植物の選び方

🍃 北海道の気候で育てやすいロックガーデン向けの植物を選びましょう!背丈の低い宿根草・多年草をメインにグラス類で動きを出し、ユーフォルビアや多肉植物で隙間を埋めると良いでしょう。

グラス類:フェスツカ・グラウカ、カレックス、スティパなど
宿根草・多年草:アルメリア、ロータス・ブリムストーン、サンギネウム・ナヌム、エリンジューム・オリオン、カワラナデシコ、芝桜、チャイブ、エリゲロンなど
✅ 耐寒性多肉植物:ゴールドナゲット、オデッティー、耐寒性マツバギク(デロスペルマ属)など
ユーフォルビア:ポリクロマ、ミルシニテスなど

ロックガーデンを作る際のポイント

✅ 大小の石をランダムに配置し、自然な地形を作る
✅ 水はけを良くするため、砂利や軽石を混ぜた土壌を使用
✅ 耐乾性の強い植物を組み合わせ、ローメンテナンスな庭を作る
✅ 高低差を活かし、動きのあるデザインに

ロックガーデンが向いている人と地域

✅ 水はけの良い庭を作りたい人
✅ 管理が少なくても維持しやすい庭が欲しい人
✅ ダイナミックな景観や立体的な庭が好きな人
✅ 北海道から本州の乾燥しやすい場所に適したスタイル

ドライガーデン

ドライガーデン※イメージ画像(AI生成、カスタマイズあり)
1. ドライガーデンとは?
2. ドライガーデンの特徴
3. ドライガーデンの植物の選び方
4. ドライガーデンを作る際のポイント
5. ドライガーデンが向いている人と地域

砂利や岩の間に、乾燥に強い植物が点在する、地中海を思わせる庭。それがドライガーデンです。

ドライガーデンとは?

ドライガーデンは、雨が少ない地域で育つ植物を活用し、水やりを最小限に抑えた庭です。乾燥に強い多肉植物やグラス類を組み合わせたスタイリッシュなデザインが特徴。ローメンテナンスで維持しやすく、モダンな印象の庭を作ることができます。

発祥地は、地中海、アメリカ南西部(カリフォルニア・アリゾナ)、オーストラリアなどの乾燥地帯です。北海道は乾燥していて夏の降水量も少なく、地中海系の植物と相性が良いため、地中海風のドライガーデンが適しています。

ドライガーデンの特徴

🏜️ 乾燥に強い植物がメイン
水やりが少なくて済むため、ローメンテナンスな庭に向いている。
🪨 砂利や石を活かしたデザイン
土を見せず、砂利や岩をメインに配置することで、水はけを良くしつつ地中海の雰囲気を演出。
🌿 低木や多肉植物を組み合わせる
ユーフォルビア、ユッカ、グラス類、耐寒性多肉植物など、耐乾性のある植物を配置。
🌅 モダンなデザインにもマッチ
シンプルで洗練された構成が、建築との相性も良い。

ドライガーデンの植物の選び方

🍃 北海道の気候で育てやすいドライガーデン向けの植物を選びましょう!ユッカを中心に耐寒性多肉植物を多めに、ユーフォルビア、グラス類を少し入れるとバランスが良いです。

グラス類:フェスツカ・グラウカ、カレックス、スティパなど
耐寒性多肉植物:タケシマキリンソウ・アトランティス (PVP)、コーカサスキリンソウ・トリカラー、アクレ・エレガンス、ゴールド ナゲット (PVP)、ユートピア、グリーン ヴァウト、オデッティーなど
低木・乾燥に強い樹木:ユッカラン・カラーガード、ユッカ・グロリオサ、ユッカ・フィラメントーサ ‘ブライトエッジ’、ロシアンオリーブなど
ユーフォルビア:ポリクロマ、ミルシニテス、リギダなど

ドライガーデンを作る際のポイント

✅ 水はけを良くするため、砂利や軽石を活用
✅ 植物の間隔を広く取り、空間を意識した配置に
✅ 耐乾性の強い植物を中心に選び、管理の手間を減らす
✅ ロックガーデンと組み合わせ、デザインの幅を広げる

ドライガーデンが向いている人と地域

✅ 水やりの手間を減らしたい人
✅ スタイリッシュな庭を作りたい人
✅ 耐乾性のある植物を楽しみたい人
✅ 北海道から本州の乾燥しやすい場所に適したスタイル

トロピカルガーデン

トロピカルガーデン※イメージ画像(AI生成、カスタマイズあり)
1. トロピカルガーデンとは?
2. トロピカルガーデンの特徴
3. トロピカルガーデンの植物の選び方
4. トロピカルガーデンを作る際のポイント
5. トロピカルガーデンが向いている人と地域

大きな葉を広げる南国風の植物、鮮やかな花々、夏の太陽に映えるエキゾチックな庭。それがトロピカルガーデンです。

トロピカルガーデンとは?

トロピカルガーデンは、南国の雰囲気を演出する庭のスタイルです。大きな葉を持つ植物や、カラフルな花、果樹を組み合わせることで、ダイナミックで明るい庭を作ることができます。

本来は沖縄や暖地向けのスタイルですが、北海道でも耐寒性のある品種と、冬は鉢植えで管理できる植物を組み合わせることで、個性的なトロピカルガーデンを楽しめます。

トロピカルガーデンの特徴

🌿 大きな葉と鮮やかな花
ポポーのような広い葉を持つ植物や、カラフルな熱帯植物が特徴。
🌞 夏に映えるエキゾチックな雰囲気
太陽の光を浴びて成長し、庭が一気に華やかに。
🪴 鉢植えや冬越しの工夫が必要
北海道では耐寒性のある品種を選ぶとともに、冬はマルチングや鉢植え管理が重要。
🪨 砂利やウッドデッキと相性が良い
シンプルな背景にトロピカルな植物を配置すると、より映えるデザインに。

トロピカルガーデンの植物の選び方

耐寒性のある南国風の花:球根ダリア、ヒビスクス・モシャータス(耐寒フヨウ)、ヒビスクス・シリアクス(ムクゲ)、タチアオイなど
鉢植えで管理しやすい植物:ストレリチア、ニューサイランなど
耐寒性があり葉の大きい果樹:ポポー、イチジク・アーチペル、サルナシなど
耐寒性のある南国風のグラス類:フェスツカ・グラウカ、紅フウチ草、スキザクリウム ‘カメレオン’など

トロピカルガーデンを作る際のポイント

✅ 冬越しの管理を考える → 寒さに弱い植物は鉢植えで管理し、冬は屋内に取り込む。
✅ 南国風の植物を組み合わせる → 大きな葉や花+カラフルな花でトロピカル感を演出。
✅ 背景に砂利やウッドを活かす → ナチュラルな背景が植物を引き立てる。
✅ 高さのある植物を取り入れる → 立体感を出し、ダイナミックな景観に。

トロピカルガーデンが向いている人と地域

✅ 南国の雰囲気が好きな人
✅ ダイナミックな植物を育てたい人
✅ 夏に庭を華やかにしたい人
✅ 沖縄や暖地向きですが、北海道では品種選定、鉢植え管理を取り入れれば楽しめるスタイル

管理人の庭スタイル|自由な組み合わせ

この記事では、10種類の庭スタイルを紹介しました。どの庭スタイルにするか、イメージは膨らんだでしょうか?

✅ 自然の雰囲気を活かしたいなら? → ナチュラルガーデン、コテージガーデン
✅ 華やかでエレガントな庭が好きなら? → イングリッシュガーデン、ローズガーデン、ヨーロピアンガーデン
✅ シンプルでスタイリッシュな庭が好きなら? → シンプルモダンガーデン
✅ 日本の風情を楽しみたいなら? → 和風庭園
✅ 乾燥に強い庭を作りたいなら? → ロックガーデン、ドライガーデン
✅ 夏に映える庭を作りたいなら? → トロピカルガーデン

もし、どうしても決められない場合は、ひとつのスタイルにこだわらず、庭の一角だけに取り入れるのもOKです。

例えば、ナチュラルガーデンやコテージガーデンを主にしつつ、庭の一角にローズガーデン、ロックガーデン、ドライガーデン、トロピカルガーデンを取り入れるだけでも、雰囲気が変わり、さまざまなスタイルが楽しめます。

管理人も、ナチュラルガーデンとコテージガーデンの組み合わせをメインに、ヨーロピアンガーデンの要素を取り入れた幾何学模様のサークル花壇や、小さなロックガーデンを作り、さらに果樹コーナーも設けて楽しんでいます。
庭を掘って出てきた大量の砂利(バラスですが…)を小道に使い、地中海要素もあり、ごちゃまぜの庭ですが、案外バランスの取れた良い感じの庭になっています。

庭スタイルに、こうしなければいけないという決まりはありませんから、自分の好きな要素や植物、あるものを組み合わせて、理想の庭を作りましょう!

とりあえず植えたいものを植える = 結果的に好みが反映されるので、それなりにまとまりやすいです。だから、難しく考えなくても大丈夫ですよ(^_-)-☆

庭スタイルが決まったら、次は【設備編】フェンス・デッキ・テラス・パーゴラ・倉庫・小道の設置で庭の基盤を整える を見てみましょう!