
植物選びを間違えない
1. 割り切ることが大事2. 日陰~半日陰でも花や実を楽しめる
3. 越冬できる植物を選ぶ

日陰の庭で失敗しない植物選びのポイントは3つ!①無理せず環境に合った植物を選び、②花や実を楽しめる種類を探し、③越冬できる植物で管理を楽にしましょう。
日陰に植える植物を選ぶ際の大前提は、「日陰に強い植物」を選ぶことです。『①日陰の種類とレベル』で学んだように、一口に「日陰に強い植物」といっても、好む光量はさまざまです。
半日陰を好むもの、明るい日陰で育つもの、さらには暗い日陰でも元気なものなどが存在します。ここでは、日陰環境に適した植物を選ぶための基本的な考え方と失敗しないポイントを簡潔にお伝えします。
割り切ることが大事
「日向エリアで育つような、鮮やかな一年草を日陰に植えたい。花を咲かせたい。」そんな思いを抱くこともあるでしょう。半日陰や明るい日陰であれば、確かに育つことは育ちます。
でも、光量不足によって花付きが悪くなったり、成長が遅れたり、光を求めて間延びしてしまうことも少なくありません。そうなると、「なんだか上手くいかない」と感じてしまい、せっかくの日陰の庭づくりが楽しくなくなってしまうかもしれません。
私は、ガーデナーの皆さんにそんな気持ちになってほしくありません。そのため、まずは強い光を必要とする派手な一年草は除外して植物を選んでみてください。
特に四方を囲まれた暗い日陰では、日向エリアで育つような豪華で鮮やかな花を咲かせる植物は、「ほぼ無理」と割り切ることが大切です。
もちろん、「日向の庭のような華やかな空間を作りたい」その気持ちはよく分かります!ですが、日陰の庭を成功させたいなら、まずは「日陰に強い植物を選ぶこと」を優先してみましょう。日陰ならではの植物の魅力に目を向けることで、新しい楽しさや驚きの発見がきっと待っています。
🍃そこで次は、日陰~半日陰でも楽しめる「花や実をつける植物」に注目してみましょう。意外と多くの種類があり、日陰の庭を彩り豊かにしてくれる植物もたくさんあります。
日陰~半日陰でも花や実を楽しめる
耐陰性のある植物とは、少ない光量でも育つ力を持つ植物のことです。日照時間が短い場所や弱い光しか届かない環境でも、しっかりと成長する頼もしい存在です。
その中でも、花や実を楽しめる植物は意外とたくさんあります。たとえば、山野草の代表格であるスズランや、庭園でも人気のアジュガやオダマキといった花を咲かせる種類。
また、シダ類やギボウシのような美しい葉を楽しむカラーリーフも人気です。さらに、小型の樹木では「アルプス乙女」のように実をつけるものも、半日陰で育てることができます。
ここ10年ほどで、日陰や半日陰に強い植物の品種は飛躍的に増えました。ガーデンセンターや特にオンラインショップでは、驚くほど多くの種類が見つかります。
日陰環境だからといって諦める必要はまったくありません。むしろ、日陰ならではの植物選びを存分に楽しむことができます。
このように、日陰~半日陰で育つ植物は意外と多いものです。さらに、越冬できる植物を選ぶことで、管理やコストの負担を軽減することも可能です。
🍃次は、越冬できる植物を選ぶことで得られるメリットを見てみましょう。
越冬できる植物を選ぶ
北海道のような寒冷地では、越冬できるかどうかを考慮することが重要です。多年草や宿根草、球根植物の中にも、北海道で越冬できるものは意外と多くあります。
これらの植物は春になると自然に芽吹いて成長を再開するので、毎年株が増えたり、大きく育つ楽しみがあり、毎年新たに苗を購入する必要もありません。一度植えれば長く楽しめるため、結果的にコストパフォーマンスも非常に高くなります。
また、『②日陰の庭こそ土壌改良|日陰植物と日向植物では育ち方が異なる』でお話したように、日陰を好む植物は基本的に成長がゆっくりです。そのため、植え替えや株分けの頻度が少なくて済み、花がら摘みや草取りもゆったり進められます。日向の庭のように忙しすぎる手入れを求められることがないのも、越冬できる植物を取り入れるメリットの一つです。
正直なところ、管理人は最初、日陰の庭に対してあまり積極的な気持ちを持っていませんでした。我が家には日当たりの良い庭もありますが、やはり華やかな花が咲き乱れる庭への憧れが強かったからです。
けれども今では、日陰の庭が本当に大好きです。日当たりの良い庭にはない、日陰の庭の魅力を心の底から感じています。
この思いについては、『②日陰の庭こそ土壌改良|日陰の庭は自然の知恵の宝庫』でも詳しくお話していますが、日陰の庭には独自の楽しさが詰まっています。今ある環境を最大限に活かして庭づくりを楽しむことが、ガーデニングの醍醐味ではないでしょうか。
🍃では、光環境別におすすめの植物をご紹介します。まずは、暗い日陰向きの植物を見てみましょう。
暗い日陰向きの植物
1. シダ類2. ギボウシ(ホスタ)
3. スズラン
4. ムスカリ
5. アジュガ
6. フッキソウ
7. イワヤツデ

暗い日陰では「カラーリーフ」と呼ばれる葉の美しさを楽しむ植物が主になりますが、花を咲かせる植物も取り入れることができます。
暗い日陰には、特に耐陰性の高い植物を選ぶことで緑豊かな空間を作ることができます。
- 光環境: 家の北側や四方を高い壁で囲まれた場所など、一日中直射日光が差し込むことがなく、常に薄暗い環境。
- 育てやすい植物: シダ類、ギボウシ、スズラン、ムスカリ、アジュガ、フッキソウ、イワヤツデ
- ポイント: 光を反射するアイテムや白を基調とした空間作りで明るさを補う。
シダ類

- 特徴:草丈10㎝~150㎝以上。小型~大型まで品種が豊富。日陰を好み、涼しげな葉が特徴的。湿気がある場所に適しており、放任でも育てやすい。
- 育て方:保水性の高い土壌に植え、夏場の乾燥には注意。定期的な株分けで長く楽しめる。
- ポイント:見た目が涼しげなため、庭のアクセントとしても効果的。カラーリーフと組み合わせると美しい景観が作れる。
- 耐寒性:多くの種類が耐寒性に優れており、寒冷地でも越冬可能。
ギボウシ(ホスタ)

- 特徴:草丈15㎝~200㎝。小型~大型までかなりの品種がある。葉のバリエーションと株のサイズが豊富。葉の模様や色合いが美しく、「カラーリーフ」として人気。春や秋は花も楽しめる。特に湿度が高い日陰で育ちやすい。
- 育て方:保水性のある土壌に植え、夏の直射日光は避ける。株分けで簡単に増やせるため、管理も容易。
- ポイント:単独でも美しいが他の品種や他の植物との組み合わせでさらに映える。コレクターもいるほどコレクション性が高い。
- 耐寒性:非常に耐寒性が高く、寒冷地でも越冬可能。冬は地上部が枯れるが春になると再び芽吹く。
スズラン

- 特徴:15㎝~20㎝ほどの草丈。小さな白いベル状の花が特徴で、甘い香りが魅力。日陰でもしっかり育つ。初夏頃に花が咲く。
- 育て方:湿り気のある土壌を好むが、水はけも重要。乾燥を避け、特に夏場は乾燥しないようにする。繁殖力が強いため、植える場所をあらかじめ計画するとよい。
- ポイント:地中でランナーを伸ばして広がるため、グランドカバーとしても適している。
- 耐寒性:耐寒性が高く、寒冷地でも問題なく越冬できる。
ムスカリ

- 特徴:10㎝~60㎝程の草丈で、小さな葡萄の房のような青紫色の花が特徴。春に花を咲かせる球根植物で、日陰にも強いが明るい場所でも育つ。
- 育て方:排水性の良い土壌に植えるのがポイント。植えっぱなしでも増えるため、初心者にも育てやすい。秋に植え付け、冬の間に根を育てることで春に花が楽しめる。
- ポイント:小さい花が群生すると見応えがある。庭の一部に群植すると季節感が引き立つ。
- 耐寒性:非常に耐寒性が高く、地中の球根が冬の寒さをしのいで毎年花を咲かせる。
アジュガ

- 特徴:5㎝~30㎝の草丈で、地面を這うように広がり、紫や青の小さな花を咲かせる。カラーリーフとしても人気がある。
- 育て方:日陰~半日陰の湿り気のある土壌でよく育つ。乾燥を避けるために適度な水やりや水持ちの良い土壌が必要。放任でも広がるが、広がりすぎたら定期的に間引くとよい。
- ポイント:葉色のバリエーションが豊富で、庭のアクセントとして使いやすい。グランドカバーに最適。
- 耐寒性:比較的耐寒性の高い品種が多く、暖地から寒冷地まで広範囲で育てられる。
フッキソウ

- 特徴:草丈20㎝~30㎝。丈夫で手間がかからない。光沢のある葉が特徴。日陰や暗い場所に特に適している。漢字で「富貴草」と表し、縁起が良いとされる。
- 育て方:排水性と保水性のバランスが取れた土壌で育てるのが理想。乾燥を嫌うため、土が乾いたらたっぷり水を与える。ほぼ放任で育つが、成長が早い場合は間引きや剪定を行うと良い。
- ポイント:葉の密度があるので庭の土を覆い、雑草の抑制にも役立つ。落葉樹の下でも活躍。
- 耐寒性:高い耐寒性を持ち、寒冷地でも安心して育てられる。
イワヤツデ

- 特徴:草丈10㎝~30㎝。大きな掌状の葉が特徴的で、岩場や薄暗い場所でもよく育つ。湿度の高い環境を好む。
- 育て方:湿り気のある土壌を好むため、水切れに注意。直射日光が当たらない場所に植えると葉が元気に育つ。
- ポイント:存在感のある葉が庭のアクセントになる。苔や石との相性も良く、和の雰囲気にも似合う。
- 耐寒性:非常に耐寒性が高く、寒冷地でも冬を越すことが可能。
これらの日陰植物を育てる場合の土壌については『②日陰の庭こそ土壌改良』をご覧ください。
🍃次は、明るい日陰向きの植物を見てみましょう。
明るい日陰向きの植物
1. ヒューケラ(ツボサンゴ)2. ラムズイヤー
3. ラミウム(ガリオブドロン)
4. ミヤコワスレ
5. アネモネ
6. ビオラ
7. オダマキ
8. スイセン
9. ヒメツルソバ
10. リシマキア(ヌムラリア・オーレア)

「明るい日陰」では、選べる植物の幅が広がります。花や葉の色合いも活かしやすく、華やかな印象を作り出すことができます。
「明るい日陰」は、直射日光が長時間当たらないものの、柔らかい光が差し込む場所です。このような場所には、日陰に強く、適度な明るさ、適度な光を求めるような植物が適しています。
- 光環境:壁や隣家があっても、周囲が開けていて明るさがある場所。
- 育てやすい植物:シダ類、ホスタ(ギボウシ)、ヒューケラ、ラムズイヤー、ラミウム、アネモネ、ビオラ、オダマキ、スイセン、ヒメツルソバ、リシマキア
- ポイント:明るさを活かして、葉物と花物をバランス良く配置することで、華やかさを引き出す。
ヒューケラ(ツボサンゴ)
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- 特徴:草丈20㎝~40㎝。鮮やかな葉色が特徴の多年草。葉の色や形は品種によって多様で、赤や紫、緑、黄緑、橙、黄、シルバー、などさまざまな色合いが楽しめます。初夏や秋に小さな花を咲かせることもあります。
- 育て方:暗い日陰でも育ちますが、日光を適度に受ける明るい場所が理想的です。
- ポイント:成長が比較的遅いため、他の植物と共植えする際は間隔を開けて配置します。また、花に負けないほど葉の色が美しいので、装飾的な目的でも使えます。
- 耐寒性:高い。寒冷地でも耐えられるが、霜の多い時期はマルチングなどで保護すると良い。
ラムズイヤー

- 特徴:草丈40㎝~90㎝。銀白色の葉が特徴の多年草。ふわふわとした葉が羊の耳のように見えることから名前がついています。夏に薄紫色の花を咲かせます。
- 育て方:乾燥気味の土壌を好みます。湿気が苦手で、暗い日陰でも育ちますが、明るい日陰が最適です。水はけを重視し、過湿にならないように注意します。
- ポイント:葉と花の美しさから観賞用として人気。庭のメインにもアクセントにもなり、グラウンドカバーにも適しています。
- 耐寒性:かなり高く、寒冷地でも越冬可能。冬季は地上部はほとんど残らないが、春に芽が出ます。
ラミウム(ガリオブドロン)

- 特徴:草丈20㎝~30㎝。斑入りの葉が特徴的な多年草。葉の模様は銀白色と緑のコントラストが美しいです。初夏から夏にかけて黄色の小さな花を咲かせます。
- 育て方:半日陰から日陰で育つのが理想的です。湿り気のある土壌を好み、乾燥には弱いので、適度な水やりが必要です。土壌が湿りすぎないように注意しましょう。
- ポイント:美しい斑入りの葉が長期間楽しめるため、観葉植物としても人気です。広がりやすいため、グラウンドカバーとして使うのに適しています。
- 耐寒性:高い。寒冷地でも越冬可能。
ミヤコワスレ
- 特徴:草丈30㎝~50㎝。初夏に青や紫、白、ピンクの可憐な花を咲かせます。自然な雰囲気があり、庭に柔らかな彩りを添えます。
- 育て方:明るい日陰や半日陰を好みます。湿り気のある土壌が適していますが、水はけが良い場所が理想的です。夏の直射日光を避け、風通しの良い環境で育てましょう。
- ポイント:暑さに弱いため、北海道のような涼しい気候に最適です。群生させることで自然な庭に良く馴染みます。他の山野草やカラーリーフと組み合わせると、さらにナチュラルな景観を楽しむことができます。
- 耐寒性:耐寒性は高く、寒冷地でも越冬可能です。
アネモネ

- 特徴:草丈15㎝~80㎝。花が美しい春の球根植物。色鮮やかな花が特徴で、白、青、赤、ピンクなどさまざまな色があります。
- 育て方:日陰でも育ちますが、明るい日陰や間接的な光が最適です。土壌は水はけの良いものが好ましいです。
- ポイント:春に花が咲くため、早春の庭にアクセントを加えることができます。北海道などの寒冷地では、秋に植えることで翌春の成長が安定しやすくなります。
- 耐寒性:品種による差があります。寒冷地でも越冬できる代表種は、「シルベストリス」「ワイルドスワン」「バージニアナ」「パルマタ」など。
ビオラ
- 特徴:草丈10㎝~30㎝。小さな花が特徴で、寒さに強い冬の花として知られていますが、北海道などの寒冷地では、春から秋にかけて花を楽しめる多年草として扱われます。
- 育て方:日陰でも育ちますが、半日陰で育てるとより元気に育ちます。土壌は湿り気のあるものが理想的です。
- ポイント:花が咲き続けるため、長い期間庭を彩ります。花壇の手前のアクセントや鉢植えも可愛いです。
- 耐寒性:高い。寒さと暑さにも強く、寒冷地では問題なく越冬でき、夏も越せる。
オダマキ
- 特徴:草丈30㎝~60㎝。優雅な花が特徴で、色や形が豊富な多年草です。明るい日陰でも美しい花を咲かせる数少ない植物の一つです。花色は、ピンク、白、紫、青など、色とりどり。花の形状や色合いが多様で、他の植物とは一線を画す美しさがあります。北海道では初夏に花を咲かせ、葉は繊細で美しい。
- 育て方:明るい日陰~半日陰で育てやすい植物です。暗い日陰でも育たないわけではありませんが、花付きは悪く、成長も遅くなります。水はけの良い土壌を好みます。
- ポイント:明るい日陰~半日陰でこんなに美しい花を楽しめる植物は珍しいです。開花時期には、他の植物と競い合うように目を引く存在となります。
- 耐寒性:高い。寒冷地でも栽培越冬が可能。
スイセン
- 特徴:草丈40㎝。春の訪れを告げる花として知られる球根植物。花は黄色や白が一般的で、香りも楽しめます。
- 育て方:明るい日陰や半日陰が適しています。水はけの良い土壌を好みます。
- ポイント:花が非常に美しく、庭にアクセントを加えることができます。球根を深めに植えることがポイントです。
- 耐寒性:高い。寒冷地でも問題なく越冬できます。
ヒメツルソバ
- 特徴:草丈5㎝~15㎝。斑入りの葉が特徴で、春から秋にかけて小さくモコモコとした花を咲かせます。成長が速く、グラウンドカバーとして適しています。
- 育て方:日陰や半日陰でも育ち、土壌の湿度が高めでも問題なく育ちます。根が広がりやすいので、管理が必要です。
- ポイント:速い成長を利用して、グラウンドカバーとしての使用が推奨されます。繁殖力が強いため、他の植物との共植え時は注意が必要です。
- 耐寒性:高い。寒冷地でも問題なく育ち越冬します。
リシマキア(ヌムラリア・オーレア)
- 特徴:草丈10㎝。鮮やかなゴールドライム色の美しい葉が特徴的な植物。庭に明るい印象を与えます。広がりが早いため、グラウンドカバーとしても人気です。秋には紅葉も楽しめる。
- 育て方:明るい日陰や半日陰でよく育ちます。湿り気のある土壌を好みます。
- ポイント:広がりが早く、グラウンドカバーとして重宝します。日当たりが良いとライムゴールドが良く出て日陰では緑寄りになります。
- 耐寒性:高い。寒冷地でもほぼ問題なく越冬できます。
これらの日陰植物を育てる場合の土壌については『②日陰の庭こそ土壌改良』をご覧ください。
🍃次は、半日陰向きの植物を見てみましょう。
半日陰向きの植物
1. アジサイ2. シュウメイギク
3. ルピナス
4. ヒソップ
5. カンパニュラ
6. チューリップ
7. プスキニア
8. アルプス乙女
9. 紅メギ
10. インパチェンス
11. ベゴニア
12. アリッサム
13. ネモフィラ

半日陰は、花も葉も実も楽しめる万能な環境!選べる植物の種類が豊富だから、庭づくりのアイデアが広がります!
半日陰では、日向を好む植物でも育てられる場合があります。光環境と植物の選び方のポイントを解説します。
- 光環境:午前中に数時間の直射日光が当たる場所。木漏れ日が当たる場所。落葉樹の下。
- 育てやすい多年草・宿根草:ギボウシ(ホスタ)、ヒューケラ、ラムズイヤー、アジサイ、シュウメイギク、ルピナス、ヒソップ、カンパニュラ、チューリップ、プスキニア、アルプス乙女、紅メギ
- 一年草:インパチェンス、ベゴニア、アリッサム、ネモフィラ
- ポイント:季節ごとの光の変化を活かし、球根植物や鮮やかな花を楽しめる一年草を取り入れる。低めの樹木も取り入れるとさらにバランスが良くなる。
多年草・宿根草
アジサイ
- 特徴:草丈は100㎝前後。色とりどりの小さな花が集まり、大きな花房を形成します。花色は土壌のpHによって青、ピンク、紫、白などに変化します。北海道では7月中旬頃から8月にかけて開花します。
- 育て方:半日陰を好み、湿り気のある土壌を好みます。乾燥を防ぐために定期的な水やりが必要です。風通しの良い場所に植えることで病害虫の予防になります。剪定は開花後に行うと良いです。
- ポイント:土壌のpHを調整することで、花色をコントロールする楽しみがあります。花壇の背景や目隠しとして活用するのがおすすめです。大きな花房がボリューム感を出し、他の植物と組み合わせて植えることで華やかさが引き立ちます。
- 耐寒性:品種によりますが、「アナベル」や「ヤマアジサイ」などは-15℃~-25℃まで耐えます。
シュウメイギク

- 特徴:草丈30㎝~40㎝。一重咲や八重咲があり、花色は白、ピンク、紫などがあります。北海道では9月~11月にかけて咲き、秋の庭を彩ります。
- 育て方:半日陰を好み、湿り気のある土壌が適しています。水はけの良い場所に植えましょう。肥料は春と秋に少量与えると元気に育ちます。長く花を楽しむために、花がら摘みをこまめに行いましょう。
- ポイント:花壇の後方やフェンス沿いに植えると華やかさが増します。また、他の多年草やカラーリーフと組み合わせることで、季節の移り変わりを楽しむ庭作りに役立ちます。
- 耐寒性:高いです。北海道の厳しい冬でも問題なく越冬できます。
ルピナス
- 特徴:草丈20㎝~80㎝。長い花穂とハッキリとした色合いの花が特徴です。花色は白、ピンク、紫、赤紫などさまざまです。北海道では6月頃が見ごろです。
- 育て方:半日陰でも育ちますが、日当たりの良い場所を好みます。やせ地にも強く、育てやすい植物です。秋に種をまいて育てることが一般的です。
- ポイント:遠くからでも目立つので、通りに面した場所に群生させたり、庭の主役やアクセントにもなります。特定の色だけを植えても見ごたえがあります。
- 耐寒性:非常に高く、北海道などの寒冷地でも問題なく越冬できます。
ヒソップ
- 特徴:草丈60㎝。香りの良いハーブで、青紫やピンクの花を持ちます。薬用植物としても有名で、乾燥した土壌を好みます。
- 育て方:半日陰でも育ちますが、日当たりが良いとより元気に育ちます。乾燥を好み、湿度の高い土壌にはあまり適しません。
- ポイント:株のボリュームがあるため、花壇の中央に植えると存在感を発揮します。
- 耐寒性:高いです。冬に地上部が枯れても、春には芽を出します。
カンパニュラ

- 特徴:草丈30㎝~100㎝。花の形は鐘型や筒型、星形など多様です。花色は青、紫、ピンク、白などさまざまな色があります。葉の形や質感も品種によって異なります。
- 育て方:半日陰を好み、湿り気のある土壌でよく育ちます。乾燥に弱いので、定期的な水やりを行いましょう。
- ポイント:品種ごとに異なる魅力があるため、庭のテーマに合わせたものを選ぶと良いです。北海道では初夏や秋にも開花を楽しめます。
- 耐寒性:品種によって異なりますが、「ラ・ベル」「サラストロ」「ラプンクロイデス」「ルブリフロラ」「ラクチフロラ」「パーシフォリア」などは-15℃~-25℃まで耐えます。
チューリップ
- 特徴:草丈10㎝~60㎝。鮮やかな花色が特徴的な春の花です。白、ピンク、赤、黄、紫など多彩な花色があり、最近では原種系のチューリップも人気を集めています。北海道では春の訪れを告げる花として親しまれています。
- 育て方:半日陰でも育ちますが、直射日光の下でより元気に育ちます。湿り気のある土壌を好むため、乾燥しすぎないよう注意しましょう。球根は掘り上げても掘り上げなくても構いませんが、掘り上げた場合は乾燥させて秋に再び植え付けます。
- ポイント:3月下旬から咲く早咲き品種と4月中旬頃から咲く遅咲品種を組み合わせると、5月末頃まで花を順次楽しむことができます。枝咲品種なども加えるとより豪華になります。
- 耐寒性:耐寒性は非常に高く、寒冷地でも安心して越冬できます。
プスキニア

- 特徴:草丈15㎝~20㎝。早春に咲く花は、白地に水色の筋が入り、ストライプ模様が爽やか。スイセンに似た細長く濃い緑の葉と可憐なストライプがなんとも言えないかわいらしい印象の球根植物です。プスキニアはまだ知名度が高くないですが、近年ではその可憐な花が注目され、ガーデナーや球根植物愛好者の間では徐々に人気が高まっています。
- 育て方:半日陰で元気に育ちますが、日当たりが良いとより花付きが良くなります。湿り気のある土壌を好み、植えっぱなしにすると自然と増えます。
- ポイント:花壇の前面や小道沿いに植えるとその可憐さが際立ちます。また、草丈の低い植物やグラウンドカバーと合わせると、春の庭に奥行きと彩りを加えることができます。自然と増える性質を活かし、ナチュラルガーデンのアクセントとしてもおすすめです。
- 耐寒性:耐寒性は非常に高く、寒冷地でも問題なく越冬できます。
アルプス乙女

- 特徴:草丈150㎝~200㎝。ピンポン玉サイズの小さなリンゴの実がなります。酸味が強いが食べることができます。春には、白い花が美しく咲き、観賞用としても楽しめます。
- 育て方:半日陰の環境で良く育ち、直射日光を避けたほうが良いです。水はけの良い土壌を好みます。
- ポイント:目隠しや生垣、視覚的な仕切りとして効果的です。花期には美しい白い花を楽しむことができ、実がなる秋にも魅力的です。
- 耐寒性:耐寒性が高く、寒冷地でも問題なく越冬できます。
紅メギ

- 特徴:草丈80㎝~200㎝。春と秋に異なる魅力を持つ落葉低木です。春から夏にかけては緑色の葉が特徴ですが、秋になると鮮やかに紅葉して美しい赤やオレンジ色に変化し、小さな実が紅く熟します。
- 育て方:半日陰を好み、湿り気のある土壌が適しています。剪定に強いため、生垣や低木のアクセントとして利用しやすいです。細かいトゲがあるので手入れの際には注意します。
- ポイント:紅葉の美しさを活かし、庭のアクセントや生垣に利用するのがおすすめです。他のカラーリーフ植物と組み合わせると、季節感のある植栽が楽しめます。
- 耐寒性:耐寒性が高く、寒冷地でも越冬可能です。
一年草
インパチェンス
- 特徴:草丈20㎝~50㎝。明るい花色が特徴的な一年草で、ピンクや赤、紫、白など、さまざまな色の花を咲かせます。一年草ですが、生育スピードが速く手軽に育てられます。
- 育て方:半日陰でよく育ち、長時間の直射日光を避けたほうが良いです。湿った土壌を好むため、水やりはこまめに行い、土が乾かないように管理します。液体肥料を定期的に与えると花付きが良くなります。
- ポイント:半日陰の花壇や鉢植えで育てるのに適しています。寄せ植えに加えることで、鮮やかな彩りを与えます。
- 耐寒性:耐寒性は低く、霜が降りると枯れます。寒冷地では初夏に苗を購入して育てるのが一般的です。
ベゴニア
- 特徴:草丈20㎝~50㎝。鮮やかな花と美しい葉が特徴です。花色は白、ピンク、赤、オレンジなどさまざまな色があり、葉には斑模様が入った品種も多いです。
- 育て方:半日陰を好み、直射日光を避けて育てます。湿り気のある土壌が理想的ですが、水はけも良いことが重要です。肥料は成長期に薄めた液肥を2週間に1回与えると元気に育ちます。
- ポイント:鉢植えや花壇の縁取りとして活躍します。花と葉のコントラストが美しく、庭のアクセントになります。
- 耐寒性:耐寒性は低く、寒冷地では霜が降りると枯れてしまうため、毎年苗を購入する必要があります。
アリッサム
- 特徴:草丈10㎝~20㎝。アリッサムは、香りの良い小さな花が特徴的な植物で、花色は白、ピンク、紫などがあります。非常に育てやすく、ガーデンに彩りを加える植物です。
- 育て方:半日陰でよく育ち、水はけの良い土壌を好みます。過湿に注意し、乾燥気味に管理すると良いです。
- ポイント:花壇の縁取りや寄せ植えに最適です。小花の集合体が、他の植物を引き立てる役割を果たします。
- 耐寒性:耐寒性は低いですが、寒冷地でもこぼれ種で翌年芽吹くことがあります。
ネモフィラ
- 特徴:草丈15㎝~30㎝。青い花が特徴的で、品種によっては白や紫の斑点模様があるものもあります。北海道では春から秋まで咲き続けます。
- 育て方:半日陰でも育ちますが、日当たりが良い場所ではさらに元気に育ちます。湿り気のある土壌を好みますが、過湿にならないよう注意が必要です。
- ポイント:青い花が目を引くため、グラウンドカバーや寄せ植えのアクセントとして使いやすいです。
- 耐寒性:耐寒性は低く、霜が降りると枯れますが、こぼれ種で翌年も楽しむことができます。
これらの日陰植物を育てる場合の土壌については『②日陰の庭こそ土壌改良』をご覧ください。
🍃次は、西日しか当たらない場所で育つ植物を見てみましょう。
西日しか当たらない場所向きの植物
1. エキナセア2. ガウラ
3. ルドベキア
4. タチアオイ
5. サルビア
6. ジニア
7. ニチニチソウ
8. 西日環境に適した土壌の配合例

午前中は日陰でも、午後からの日差しを活かすことで、丈夫で個性的な植物を楽しむことができます。西日の庭に適した植物を一緒に見てみましょう。
「西日しか当たらない場所」は、光の強さと乾燥に耐える植物が適しています。
- 光環境:午後の強い日差しが当たる場所。
- 育てやすい多年草・宿根草:エキナセア、ガウラ、ルドベキア、タチアオイ
- 一年草:サルビア、ジニア、ニチニチソウ
- ポイント:乾燥対策としてマルチングを活用し、植物を立体的に配置することで見た目を美しく整える。
多年草・宿根草
エキナセア
- 特徴:草丈50㎝~120㎝程度。紫やピンク、白、オレンジなど、鮮やかな花色が特徴的な多年草。花形も品種によって多様で、クラシックなデイジー型や、花弁が細く垂れ下がるタイプ、中央部分がドーム状に盛り上がるタイプ、八重咲きのものなどがあります。
- 育て方:西日が当たる場所でもよく育ちます。水はけの良い土壌を好み、乾燥気味の環境が適しています。過度な水やりは避け、土が乾いたら水を与える程度で十分。成長期には液体肥料を数回与えると花付きが良くなります。
- ポイント:花形のバリエーションを活かして、単体植えでも存在感があります。また、耐暑性や耐寒性が高いので、手間が少なく初心者にも育てやすい植物です。花期が長く、夏から秋まで庭を彩ります。
- 耐寒性:非常に高い。-30℃程度まで耐えられる品種もあり、寒冷地でも問題なく越冬できます。
ガウラ
- 特徴:草丈80㎝~150㎝程度。蝶が舞うような姿の小さな花が特徴で、「白蝶草(はくちょうそう)」という和名でも知られます。花色は白やピンクが一般的で、風に揺れる繊細な姿が庭に軽やかな印象を与えます。多年草で、丈夫さと育てやすさからガーデニング初心者にも人気です。
- 育て方:西日の当たる場所でも元気に育つ植物です。水はけの良い土壌を好み、乾燥には強いですが、過湿には弱いので水やりは控えめにします。剪定を行うことで株がコンパクトになり、次の花付きも良くなります。適期は花後または初夏です。
- ポイント:花期が非常に長く、初夏から秋まで楽しむことができます。ボーダープランツとしても利用でき、風通しの良い場所で育てると一層美しい姿を楽しめます。また、庭のアクセントとしてほかの植物とも調和しやすいです。
- 耐寒性:-15℃~-25℃程度まで耐える品種が多く、寒冷地でも冬越しが可能。
ルドベキア
- 特徴:草丈30㎝~100㎝程度。目を引くえんじ色や黄色、オレンジ色の花が特徴で、中央の部分が黒や茶色をしており、ひまわりに似た明るい印象の花を咲かせます。その見た目から「ミニヒマワリ」とも呼ばれることがあります。毎年庭を彩ることができるため人気があります。背丈が高めの品種でも、しっかりとした茎を持ち、風に倒れにくいのが特徴です。
- 育て方:日当たりが良く、乾燥気味の環境を好みます。西日の強い場所でも元気に育ち、水はけの良い土壌が適しています。乾燥には強いですが、土が極端に乾くと花付きが悪くなるため、適度に水を与えるようにします。春から夏にかけて肥料を施すと花がより美しくなります。
- ポイント:花期が非常に長く、初夏から秋まで長期間にわたって咲き続けます。明るい花色が庭を華やかに彩り、他の植物とも相性が良いです。ドライフラワーとしても楽しむことができます。
- 耐寒性:-20℃程度まで耐える多年草品種が多く、寒冷地でも越冬可能。
タチアオイ(ホリホック)
- 特徴:草丈150㎝~250㎝と非常に高く伸びる植物で、茎に沿って円形の花が上から順に咲きます。夏から秋にかけて咲き、花色は赤、ピンク、白、黄色、紫など豊富で、シングル咲きや八重咲きの品種もあります。
- 育て方:西日の強い環境でも元気に育つ植物です。日当たりと風通しの良い場所を好みます。水はけの良い土壌を選び、乾燥しすぎないように適度な水やりを心がけます。春に苗を植え付け、支柱を立てて風で倒れるのを防ぎます。開花後、枯れた花を摘むことで次の花付きが良くなります。
- ポイント:庭の背景を飾るのに最適です。高さを活かし、目隠しや庭のアクセントとして役立ちます。また、品種ごとの色合いや花形を工夫することで、カラフルで立体感のある花壇を演出できます。和風の庭にも洋風の庭にも調和する植物です。
- 耐寒性:比較的耐寒性が高く、-15℃~-25℃程度まで耐えることができます。多年草タイプは寒冷地でも問題なく育てることができ、一度植えると翌年以降も楽しめます。
一年草
サルビア
- 特徴:草丈30㎝~50㎝程度。鮮やかな赤色の花が特徴的で、夏から秋にかけて長く咲き続けます。花穂が直立し、花壇の前景や寄せ植えに適しています。
- 育て方:日当たりの良い場所を好み、西日にも強い性質があります。水はけの良い土壌を選び、土が乾いたらたっぷり水を与えるようにします。成長期には定期的に肥料を施すと花付きが良くなります。
- ポイント:初心者にも育てやすい花で、手間が少なく庭を鮮やかに彩ります。一年草のため、シーズン中は花が途切れることなく楽しめます。花の色が目を引くため、他の緑の植物とのコントラストを楽しむのにも最適です。
- 耐寒性:一年草のため冬越しはできませんが、秋に種を採取して翌年に播種することで楽しみを継続できます。
ジニア
- 特徴:草丈30㎝~100㎝程度。花色は赤、ピンク、オレンジ、黄色、白など非常にカラフルで、花形もシングル咲きや八重咲き、ポンポン型など多様です。長期間咲き続けるため、夏の庭を華やかに彩る一年草として人気があります。別名「百日草」とも呼ばれ、その名の通り、花期が長いことが特徴です。
- 育て方:日当たりと風通しの良い場所を好み、暑さと西日にも強い性質があります。過湿を嫌うため、水やりは土が乾いてから行います。成長期には適度に肥料を与えることで、より多くの花を楽しむことができます。
- ポイント:背丈の低い品種は花壇の前景や縁取りに、高い品種は後景やアクセントとして利用できます。また、異なる高さや色を組み合わせることで、花壇全体に立体感を出し、鮮やかでカラフルな景観を作り出すことができます。
- 耐寒性:一年草のため耐寒性はありませんが、種を採取して翌年に播種することで繰り返し楽しむことができます。
ニチニチソウ
- 特徴:草丈20㎝~50㎝程度。赤、ピンク、白、紫、オレンジなど鮮やかな花色が特徴で、花びらが5枚のシンプルな形状を持ちます。花期が長く、初夏から秋にかけて次々に花を咲かせるため、花壇やコンテナガーデンで広く利用されています。
- 育て方:日当たりと水はけの良い場所を好みます。西日の当たる環境でも元気に育ち、乾燥気味の管理が適しています。過湿に弱いため、水やりは土が乾いてから行うのがポイントです。肥料は成長期に適量を与えることで、花付きが良くなります。
- ポイント:低めの草丈とこんもりと茂る性質を活かして、花壇の前景や縁取りに適しています。色とりどりの花を組み合わせることで、明るく華やかな雰囲気を演出できます。手間が少なく、初心者でも育てやすい植物です。
- 耐寒性:一年草のため耐寒性はありませんが、種を採取して翌年播種することで、繰り返し楽しめます。
西日環境に適した土壌の配合例
赤玉土(中粒): 40%
基本構造を形成し、水はけと保水性のバランスを保つ役割を担います。地植えでは土壌の基盤として安定性を提供します。
完熟腐葉土: 20%
完熟腐葉土を使用するのが安全で効果的。有機質を補い、土壌の団粒構造を改善。栄養供給は期待できないものの、微生物の活性化による土壌改良が主な目的です。
ココピート: 20%
軽量で高い保水性があり、乾燥しやすい西日環境で水分をしっかり保持します。特に乾燥が気になるエリアで有効です。
バーミキュライト: 10%
保水性と通気性を補完する役割を果たします。軽量で根に優しく、西日で土が乾きやすい場合の緩和策となります。
植物性堆肥: 10%
完熟した植物性堆肥を使用することで、有機物を供給しつつ、長期的な土壌改良と微生物の活動促進に貢献します。
元肥: 植え付けの際に緩効性肥料を適量混ぜ込むと、長期間栄養を供給できます。
Q&A|日陰で育つ植物

日陰で育つ植物に関する「よくある質問と解決策」を以下にまとめました。
Q1: 日陰庭に適した植物を選ぶときのポイントは何ですか?
A: 日陰の種類(暗い日陰、明るい日陰、半日陰、西日環境など)を正確に把握することが大切です。それに加えて、植物の耐陰性や成長環境を確認し、選ぶ必要があります。👉詳しくは、[植物選びを間違えない]で解説しています。
Q2: 日陰や半日陰でも花や実を楽しむ方法はありますか?
A: 耐陰性が高い植物を選ぶことで、日陰や半日陰でも花や実を楽しむことができます。たとえば、半日陰ではアジサイやシュウメイギク、アルプス乙女などが適しています。👉詳しくは、[日陰~半日陰でも花や実を楽しめる]で解説しています。
Q3: 暗い日陰で育てられる植物にはどんなものがありますか?
A: 暗い日陰では、シダ類やギボウシ、スズラン、アジュガなどの植物が適しています。これらは耐陰性が非常に高く、光が少ない環境でも元気に育ちます。👉詳しくは、[暗い日陰向きの植物]で解説しています。
Q4: 明るい日陰で花を楽しめる植物はありますか?
A: ヒューケラやミヤコワスレ、アネモネ、オダマキ、ビオラなどが明るい日陰で花を楽しめる代表的な植物です。👉詳しくは、[明るい日陰向きの植物]で解説しています。
Q5: 半日陰で育てられる植物を教えてください。
A: 半日陰ではーリップ、プスキニア、スイセンなどの球根植物が花を咲かせます。また、アルプス乙女(小型リンゴ)や紅メギといった果樹や低木が適しています。これらは日陰庭で果実や紅葉を楽しめる選択肢です。👉詳しくは、[半日陰向きの植物]で解説しています。
Q6: 西日が強い場所で元気に育つ植物はありますか?
A: エキナセア、ガウラ、ルドベキア、タチアオイなどは西日が強い場所でも育つ植物です。👉詳しくは、[西日しか当たらない場所向きの植物]で解説しています。
Q7: 西日が強い場所で育つ植物に適した土壌を作るにはどうしたらいいですか?
赤玉土、完熟腐葉土、ココピート、バーミキュライト、植物性堆肥を適切に配合し、水分管理に注意することが重要です。土壌配合の具体的な割合については👉詳しくは、[西日環境に適した土壌の配合例]で解説しています。
Q8: 寒冷地でも越冬できる日陰植物を教えてください。
アジサイ、カンパニュラ、ギボウシなどが寒冷地でも越冬可能な日陰植物です。👉詳しくは、[暗い日陰向きの植物]、[明るい日陰向きの植物]、[半日陰向きの植物]で解説しています。
まとめ|日陰植物の選び方
日陰の庭でも、適切な植物を選ぶことで、多様な植物を育て、美しい空間を作り出すことができます。この記事では、日陰植物を選ぶ際の基本的な考え方や、日陰環境に適した植物の例を詳しく紹介しました。以下のポイントを振り返りながら、自分の庭に最適な植物を選んでみましょう。
日陰環境に応じた植物を選ぶ
日陰は、「暗い日陰」「明るい日陰」「半日陰」「西日が強い環境」に分けられます。それぞれの環境に適した植物を選ぶことが、成功への第一歩です。➡詳しくは、暗い日陰向きの植物、明るい日陰向きの植物、半日陰向きの植物、西日しか当たらない場所向きの植物をご覧ください。
日陰の庭の楽しみ方を理解する
日陰の庭では、花だけでなく、葉の色や質感を活かしたカラーリーフ植物を取り入れることで、立体感や落ち着いた雰囲気を楽しむことができます。また、日陰でしか味わえない涼やかな空間を作り出すことが可能です。➡詳しくは、植物選びを間違えない、割り切ることが大事をご覧ください。
越冬できる植物を選ぶ
寒冷地や冬の寒さが厳しい地域では、耐寒性のある植物を選ぶことが重要です。北海道のような寒冷地でも越冬可能な植物を取り入れることで、毎年美しい庭を楽しむことができます。➡詳しくは越冬できる植物を選ぶをご覧ください。
疑問はQ&Aで解決
日陰植物を育てる際の具体的な疑問やコツについては、Q&Aを参考にしてください。植物選びや環境づくりに関するヒントを得られます。➡詳しくはQ&A|日陰で育つ植物をご覧ください。

日陰の庭でも、適切な植物選びと空間づくりの工夫で、個性的で魅力的な庭を実現できます。日陰環境ならではの楽しみ方を見つけ、植物と共に新たな庭づくりに挑戦してみましょう!