こんにちは!kikoriです。北海道・道東で趣味のガーデニングをしています。今回は、ガーデニングの基礎⑧コンテナ(鉢)の種類と選び方についてお話します。
材質や場所に合わせて選ぶ-メリットとデメリット-
つい可愛らしいコンテナ(鉢)を手にとってしまいがちですが、コンテナ(鉢)は、見た目だけでなくそれぞれ材質と特徴が異なるので、植える草花や置き場所に合ったものを選びましょう。
素焼き鉢(テラコッタ)
土を焼いて作られる鉢ですが、焼くときに土の表面に目に見えない細かい穴が無数に開き、そこから水や空気が通るようになっています。通気性、透水性は、かなり高いです。水をやると鉢に染みて色が変わりますが、乾きやすいです。そのため、乾燥気味を好む植物を植えるのに適した鉢です。600度~700度の低温で焼いてあるので、どちらかというと強度がやや低く割れやすいデメリットがあります。
point イングリッシュガーデンやナチュラルガーデンンによく似合います。
駄温鉢(だおんばち)
駄温鉢も土を焼き固めた鉢で、目に見えない細かい穴が無数に開いています。古くからよく使われています。約1000度の高温で焼かれているので、焼くときにできる穴がつぶれてテラコッタに比べると詰まり気味になります。そのため、保水性が高く、割れにくく、強度があります。テラコッタに比べると落ちますが、通水性、通風性も良く植物の育成に最も適した鉢です。種まきや挿し木にも使えるので持っていると重宝します。
point 駄温鉢とテラコッタ鉢は、見た目では分かりづらいデザインの鉢もありますが、駄温鉢は画像のように縁に艶があるのが特徴です。(釉薬を塗ってあるため)
木製コンテナ
木製なので通気性が高く、どんなお庭にも、どんな植物とも違和感なくマッチしやすいです。木製なので自然な雰囲気が出ます。水を含んだり風化して傷みやすいのがデメリットです。
point 見せたくないものの手前に配置して隠したり、ガーデンアイテムを収納するという使い方もおすすめです。
プラスチック・樹脂製
通気性が無いので水やりの回数を減らせる、安価なこと、入手が簡単なこと、デザインが豊富なこと等がメリットです。加湿になり、蒸れやすい、見栄えが悪いのがデメリットです。
point 見栄えがイマイチな安価なプランターでも、サイズや色を揃えて並べたり、花の種類を統一したり、プランターの前に小さな柵を設置したり、プランターから垂れ下がる植物を植えて鉢が見えないようにするなど、工夫次第で雰囲気が断然良くなります。
吊り鉢、壁掛けポット(ハンギングバスケット)
吊り鉢、壁掛けポット(ハンギングバスケット)は、なんと言っても可愛い!の一言ですね!お庭やベランダに是非、取り入れて欲しいです。特にアパートやマンションのベランダなどガーデニングスペースが限られている場合は、壁面や天井を有効活用できるのでおすすめです。
樹脂製のものが一般的ですが、ワイヤー式、木、石、素焼き、プラスチック等、色々あります。吊り下げたり壁面に掛けて使う鉢なので、基本的には軽い材質が適していますが、重さのある材質なら小さいタイプを選びましょう。
point 土を入れる量が少なく、通気性の無いプラスチック製であっても、日当たりの良い場所では、どうしても乾燥しやすいので、kikori的には多肉植物や、マツバボタン、マツバギク、ポーチュラカなどの乾燥に強い植物がおすすめです。
便利グッズの活用
鉢底ネット
鉢底ネットは鉢底に敷いて使います。水抜き穴や鉢底の穴から土が流れ出るのを防ぐ役割があります。害虫の侵入を防ぐ役割もあります。最近では鉢底ネット不要のコンテナ(鉢)もたくさんあります。
キャスター付きの台
重たい大型のコンテナの移動に便利です。大型コンテナを置く場合には、是非、導入したい便利グッズです。
プルダウンハンガー
吊り鉢、壁掛けポット(ハンギングバスケット)は、そのままでは水やりのたびに壁から外さなければいけません。プルダウンハンガーは、フックに取り付けておけば、ひもを軽く引くだけで簡単に上下に移動することができます。手入れと水やりが楽になります。
お世話、メンテナンスがしづらい環境だと、つい「明日でいいや」となってしまいます。きちんと管理するには、お世話、メンテナンスのしやすい環境はとても大切です。