北海道はガーデニングに最適な環境かもしれない

kikori

こんにちは！kikoriです。北海道・道東で趣味のガーデニングをしています。コラムでは、kikoriが北海道ガーデニングで感じた事を綴ります。読み物としてお楽しみいただければ幸いです。

北海道ガーデニングと本州ガーデニングの違い

北海道ガーデニングと本州ガーデニングの違い

本州は秋に。北海道は春に。

kikoriは、北海道でガーデニングを再開してまだ３年目ですが、色々な発見がありました。

まず1つ目は、本州では「秋まき一年草」が、北海道では「春まき一年草」または「多年草」になることを、すごく面白いと思いました。

本州で秋冬の花は、北海道では春からの花という感じで、同じ種類なのに、種まきや苗の植え付け時期が異なるんです。

例えばパンジー、ビオラは本州では、花の少ない秋冬に苗を買って、秋冬の花壇を彩るのが一般的です。秋冬も花壇には花が植えられていて、12月～3月頃までは、たいていどこのお宅にもパンジー、ビオラが見られます。でも、夏にはどこのお宅でも枯れてしまい、見かけなくなります。

それが、北海道では春先に苗を買って植え付けるのが一般的なようですね。本州では夏越しできないパンジー、ビオラが、北海道では夏も普通に咲いていることに、かなりの衝撃を受けました！

「あれ？まだ咲いてる。なんで？いつ枯れるの？」と、不思議に思っていたくらいです。パンジー、ビオラを育てている北海道ガーデナーさんにとっては当たり前のことかもしれません。でも、本州ガーデナーだったkikoriにとっては、本当に衝撃的だったのです。

よく考えてみれば、気温が違うのだから、当たり前かもしれませんが、同じ日本に住んでいて、こんなにも違うことに、とっても驚きました。すごく面白いですね。

チューリップが長く楽しめる

チューリップにおいても大きな違いがありました。kikoriが住んでいた本州では、3月下旬から4月上旬にチューリップが開花しはじめます。

4月は肌寒い日もありますが、「これが4月か」と思うほど、すごーく暑い日もあります。そんな日は、汗が出るくらいです。そんな暑い日にチューリップの花が一気にダメになってしまうのです。

さらに、4月は雨が多い時期でもあります。桜が満開を迎える時期でもあり、入学式と重なる頃なので、「雨で桜が散りませんように。」と、多くの方が祈っているくらい、本当に雨が多いのです。

ですからチューリップは、開花と同時に暑さと雨で、花が一週間持たないことが多いのです。球根を植えるのが申し訳ないくらいでした。

北海道では5月の初めにチューリップが開花しますね。雨が少なく気温も低いので、花が長く楽しめます。それが分かったときは最高でした！嬉しくてチューリップの球根を100球、植えました！

品種によって開花の時期が少し異なるので、そういう意味でも長く花が楽しめます。本当に嬉しいことです。

人も植物も住みやすい

kikoriは北海道に引っ越してきて、湿度の低さ、気温の低さにも驚き「なんて住みやすいんだろう！」と感動しました。

kikoriは高温多湿が苦手です。kikoriと同じく、高温多湿が苦手な草花は結構多いです。高温多湿が苦手な草花は、高温多湿の本州では難易度が高いのですが、乾燥していて冷涼な北海道では、うまく育てられるではないですか！

北海道に引っ越して来る前は、「クーラーが要らないなんてあり得ない！」と心底疑っていましたが(笑)、本当に要らないんですね。まあ、近年は猛暑日もあるのでクーラーは設置していますが。

夜なんて寒いぐらい涼しいです。夜に窓を開けて寝られるなんて、本州の人間には、ちょっと考えられないのですが、本当に涼しくて熱帯夜は、せいぜい3日です。それでも冷風機や扇風機で対応できるレベルです。寒くて窓を閉めて寝ている日もあるくらいです。北海道に住んでみて、北海道の人が海水浴をしない理由がよく分かりました。