植物の増やし方【取り木】

kikori
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こんにちは!kikoriです。北海道・道東で趣味のガーデニングをしています。このページでは、植物の増やし方④取り木をお話します。

取り木は、あまり聞いたことがない方法かもしれませんが、最も失敗が少ない増やし方です。枝の途中や株元の枝から根を出させて切り離す方法です。高取り法空中取り木法)と圧条法あつじょうほうがあります。

高取り法の手順

高取り法は、樹木の皮を剥いでその場所から発根させる方法です。少し難易度が高いように感じるかもしれませんが、植物の生命力を感じる事ができるので、是非、挑戦してみてくださいね。

①樹皮を剥ぎ取る

枝の一部から樹皮をぐるりと一周剥ぎ取ります。

高取り法のやり方
高取り法

淡い緑色をした部分(内皮)まで綺麗に剥いでください。これを環状剥皮かんじょうはくひと言います。清潔なナイフで上下に切り込みを入れてから剥ぐと良いです。

樹皮を剥ぎ取る環状剥皮
樹皮を剥ぎ取る

②乾燥を防止する

樹皮を剥いだ場所に、よく湿らせた水苔を当てて、ビニールで包み、乾燥を防止します。

よく湿らせた水苔を当てて乾燥防止
よく湿らせた水苔を当てる
ビニールを被せて乾燥防止
ビニールを被せる

③切り離し

発根したら切り離して1時間~2時間ほど水に浸し、別の場所に移植、定植します。植物の種類にもよりますが発根には2ヵ月~6か月ほどかかります。じゅうぶんに発根してから切り離してください。

環状剥皮から発根
発根
発根したらカットする
カットする

point 3年生~4年生くらいまでの樹木を使うと失敗がほとんどありません。

圧条法の手順

圧条法は、枝元から倒し、土に埋める方法です。枝を倒して埋めるだけなので最も簡単で失敗が少ない方法です。3年生~4年生くらいまでの若い樹木でなおかつ1年生~2年生の若い枝を使うと、まず失敗がありません。

①枝を曲げる

土の表面近くの枝を曲げて、一部を地中に少し埋めておくと発根します。

圧条方のやり方
圧条法

②切り離し

発根したら切り離して1時間~2時間ほど水に浸し、別の場所に移植、定植します。

発根したら切り離す
切り離す
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ガーデニングの基礎