寒冷地の花苗屋さん

草花の種類が少ない

kikoriが北海道に引っ越してきて、花苗屋さんへ行ったときのことです。北海道は、本州に比べると、ホームセンター等で入手できる草花の種類が少なすぎると感じました。色々あるといえばあるのですが、ガーデニングをとことん楽しみたいガーデナーにとっては、かなーーーり物足りない・・・。

本州では当たり前に売ってあった花苗が、売っていないんです！欲しい苗が売っていない！

北海道では、ナチュラルガーデンを作っているガーデナーさんが少ないので、扱っている花苗の種類が少ないのかな、という印象を持ちました。

kikoriが本州に住んでいた頃、大好きで育てていた「ポーチュラカ」や「マツバギク」「マツバボタン」。これら夏の代表花とも言える花が売っていない！地元のお花屋さんに聞いてみても、「仕入れる予定はない」とのこと・・・。

kikoriが住んでいる道東は、かなり田舎なので大型の園芸店もなく、仕方がないところがあるとは思うのですが、ショックでした・・・。すごく・・・。

夏の暑さが大好きな花たちだから北海道では暑さが足りないことも、扱っていない理由なのかもしれないけど・・・育たない事はないです。北海道では花期が短いので扱わないショップが多いのかもしれません。

でも、実は、ポーチュラカ（夏チュラカ）だけは、7月末頃だったか、ホームセンターにハンギングで売ってあったので「あったーーー！！！」と、思わず小さく叫んでしまいました(笑)。

もちろん、即購入して(笑)、そのポーチュラカは、冬の間も室内のビニール温室で管理しています。（写真右）

マツバギク（写真左）は、ご近所さんに分けていただいたものです。こちらも冬の間は室内のビニール温室で管理しています。（本州の）どこかに旅行へ行った際、「こんなの見たことが無いから買ってみたの。名前は忘れたけど。」と言っていたので、やはり北海道ではあまり見かけないのかもしれません。

マツバボタン（下）は、kikoriの家の敷地内のカチカチの地面からヒョロっと顔を出していたものを鉢植えに移動させたものです。すごく痩せていますが、さすが強健種。こんなヒョロヒョロでも花が次々と咲いています。慌てて鉢植えに移動したので、土が適当です。暖かくなってきたら土を交換してあげなくちゃ。

どこからか種が飛んできたのでしょう。ラッキーでした！近くで育てている方がいるのかもしれません。

寒冷地と暖地の気温差で弱る

kikoriはマルベリー（桑の仲間）が好きです。近場では売っていなかったので、関東のネットショップから5月半ばに購入しました。

関東の5月はもうかなり暑いです。しかし北海道ではまだ寒い日もあります。届いてすぐに落葉し始め、1ヵ月後には、完全に落葉してしまいました。

枯れたのかと心配しましたが、気温が高くなってくるとともに徐々に葉が出始めて復活しました。前年に購入するつもりでしたが、暖かくなってから購入しようと待っていたら売り切れてしまったので、翌年になって少し早めに購入したところ、このような現象が起きてしまったのです。

こうした現象が起きると、最悪の場合、そのまま枯れてしまうこともあります。マルベリーは強健なので大丈夫でした。

花苗、樹木は、できるだけ地元で購入するか、寒冷地のネットショップで購入したいのですが、近場や寒冷地のネットショップで手に入らない種類は、リスクを承知で関東のネットショップから購入することもあります。

とりあえず植えてみる

どうしても庭でお花見がしたくて関東のネットショップで「旭山桜」を購入しました。最終樹高２ｍほどの大きくならない桜です。あまり大きいと困りますからね。成長は、のんびりなのでまだ小さいですが、お花見ができる日を楽しみにしているところです。

関東のネットショップからの購入だったので、心配していましたが、気温差で傷むこともなく、順調に生育しています。

「旭山桜と言えば盆栽」のイメージをお持ちの方もいるかもしれませんが、kikoriは、庭木として植えたかったので、「庭木としての旭山桜」をネットショップで見つけた時は、もう嬉しくて嬉しくて飛び上がりました！(笑)

北海道では、こうしてイチカバチカとまでは言わなくても、植えてみないと分からない植物もあります。でも、その挑戦をすることで、どんな植物が北海道で楽しめるのか、発見する楽しみがあります。

これからも、kikoriは、植えたいものは、「とりあえず植えてみる」スタンスで、北海道ガーデニングを楽しみたいと思います！