植物の増やし方【種まき】

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こんにちは!kikoriです。北海道・道東で趣味のガーデニングをしています。このページでは、植物の増やし方【種まき】をお話しています。

オフシーズンも楽しめる

種まきすると、自分で植えた種から芽が出た時の喜び、感動、これからの成長が楽しみなど、ワクワクでいっぱいになります。種から育てて増やすことは、ガーデニングの醍醐味と言えるでしょう!

北海道では本格的にガーデニングが始まるのはGW明け以降です。しかし、それではガーデニングを楽しめる期間がとても短くなってしまいます。オフシーズンでも楽しめるのが「種まき」です。

秋に種を植える草花や、雪解け後に種まきする植物もありますが、3月中旬以降の定植・GW頃の定植を目指して1月~3月頃に種まきできる植物を探して挑戦するとともにオフシーズンを楽しんでいます。

発芽に必要な5つの条件

①温度

植物の種が発芽するには、ある程度の温度が必要です。寒すぎたり暑過ぎたりする時期には芽を出しません。種まきの適期は、基本的に春と秋です。

②土/空気

種は呼吸しているので、植え付ける用土は、水持ちが良く水はけの良い土であることが大切です。種まき専用の用土やバーミキュライトが適しています。

発芽させることが目的なので養分や微生物(雑菌)を含まず、清潔で、通気性が良く保水性の良い土が適しています。新品の種まき専用の用土を使うと便利です。

③水分

種には発芽するために大切な組織「」があります。胚は、植物の根や芽になるとても重要な部分です。胚が育つには水分が欠かせません。

ルピナスなど種が頑丈な植物は、種を一晩水に漬けておくと、種の表面が柔らかくなり、翌日に発根することもあります。種が腐ることもあるので、基本的には湿っているくらいが丁度良いです。

トレーや受け皿などで下から土に水を吸わせるやり方のことを「底面給水」と言います。底面給水式なら湿っている状態を保てるので、種まきの時におすすめの方法です。

底面給水の方法
底面給水

kikoriは一晩、しっかりと用土に給水させてから種まきしています。

④種の寿命

種は、発芽に適した環境に置かれるまでは、生命維持のために必要最低限のエネルギーを使っているので長期間、種を植えないでいると、種はエネルギーを使い果たし、発芽するエネルギーが残っていません。

エネルギーが残っていないので発芽できなくなったり、発芽率が悪くなったり、発芽しても弱弱しい芽になったりします。種を採取したり、購入したら最速の適期に植えましょう。種を採取したら、茶封筒などに入れて冷蔵庫や冷暗所で保管します。北海道なら玄関でも良いですね。

⑤光/影

種には、発芽するときに光が必要な好光性種子こうこうせいしゅしと、光がまぶしくて発芽できない嫌光性種子けんこうせいしゅしがあります。種のパッケージに記載されていることもありますが、どれくらい土を被せるかが記載されているのでよく確認してそこで判断しましょう。

好光性種子は、土を被せなくても良いですが、被せるなら薄めに0.5mm~多くても1㎝程度にしておきます。
好光性種子の例:パンジー、ペチュニア、サルビア、ベゴニア、インパチェンスなど。

嫌光性種子は、土は2㎝程度、被せておきましょう。
嫌光種子の例:マリーゴールド、ルピナス、スイートピー、ジニア、ひまわりなどの花類とトマト、キュウリ、ナス、ピーマンなどの野菜類

北海道におすすめの花の種

北海道におすすめの好光性種子

おすすめの好光性種子・・・北海道では花期の長いサルビアは外せませんが、kikoriのおすすめは、多年草タイプのホリホックタチアオイ)!

ホリホック(タチアオイ)の花
ホリホック(タチアオイ)

草丈150㎝~200㎝になります。こぶし大の花が鈴なりに次々と咲いて、とっても豪華ですよ~!カラーバリエーションも豊富なので楽しいです。秋植えにすると翌年花が楽しめます。

北海道におすすめの嫌光性種子

おすすめの嫌光性種子・・・北海道では花期の長い植物は貴重です。マリーゴールドとともに、kikoriのおすすめは、ジニア!

ジニア(百日草)のプロフュージョン・チェリーバイカラー
ジニア(百日草)

雨が降っても花が傷まず、暑さ、寒さ、風にも強いです。是非、育ててみてください!一年草ですが花期は長く、花壇が豪華になりますよ~。蝶々がたくさんやってくるので風景も楽しいです。連作障害があるので翌年は別の場所に植えると良いでしょう。

▶▶kikoriの庭のジニア